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三十二章


「あぁ~……ごめんな、シイナは言葉たりないから……今のは初めてだろ?」


「あ、あぁ」


「今のはシイナの魔法だそうだ」


「魔法!?」


契約やらなんやら出来て魔法も使えるのかよ!


「今のは『言語魔法』とか俺にはよくわからないケド『コトダマ魔法』って言うそうなんだ」


「へ、へぇ~……」


コトダマ魔法って言霊のことか?


「シイナが言うには、この魔法は違う国や、違う世界の言葉さえ理解出来るようにする魔法なんだそうだ」


「じゃあ何で俺達は銃で撃たれたんだ」


しいなを睨み付けながら問うと、しいなが答えを返した


「普通に魔法を使うより早いからよ」


…………はっ?


「一々詠唱したりするより、魔力を込めた武器でする方が早いでしょ?」


いやいや、なんでドヤ顔で言うんだよ。訳わかんねぇーしッ!!


「気にするな。シイナはめんどくさがりだから」


「あぁ~……」


何か納得した。


「俺がシイナから聞いたので説明すると、銃の弾自体は言語魔法の弾で、撃っても怪我はしないが、撃たないと俺も君も言葉が通じないんだ」


「じゃあ、鎌とかだったら?」


「斬るだったかな?」


迷惑な奴だなッ!!

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