二十八章
『ПОΣΕΙΔΩΝ』
彼は一言そう言うと、一人の神を呼び出した
発音からしてポセイドンと聞こえたが……
「『何用か?』」
「『私に力を貸してほしい』」
「『わかった』」
ギリシャ語で話している為に、何を言っているかはわからないが、ポセイドンが武器化し、彼はそのまま宮野へと近づく
「おいッ!!なにする気だ!!しいな!お前からも止めてくれ!」
「えぇ、だから今、彼が止めを刺してくれるわよ」
「なっ!」
信じられなかった。しいなが宮野を見殺しにしようとしている精神が、そして何より、彼はポセイドンを武器化し、その武器で宮野を
「『もう、苦しまなくていいからな………』」
「ぐるぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁッ!!」
「やめろぉぉおぉぉぉぉおぉぉッ!!」
ザシュッ!
襲いかかる宮野に武器を突き刺し、殺した
―――――――――――
俺達はしいなの家で休んだが、俺にはさっきの出来事が赦せなかった
「……んで」
「ん?」
「何で宮野を殺した!見殺しにしたんだ!」
俺は宮野を見殺しにしたしいなの襟を掴んだ
「『やめろ!シイナにあたるな!』」
ギリシャ人の彼がギリシャ語で何かを行っているが、俺には何を言っているのかわからなかった
だが、しいなを庇おうとしているのが、何となくわかったが、俺は気にせずに叫んだ
「答えろ!しいな!」
「………わかったわ。それで貴方が納得するかはわからないケドね……」




