二十五章
「どうしようかしら?」
「何がだ?」
いつもの通り、違う世界の住人を狩っていた時だった、しいなが突如そう言い出したのだ
「宮野さんがこのままだとね……」
「あぁ、確かにな……」
やっぱり、しいなも宮野を心配しているのかとそう思っていた。
そして、気づく事が出来なかった。しいなが
「このまま、喰われなければいいのだけど」
と物騒なことを言っていたことに……
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午後8時。これ以上は危険なので、コレにて今日の狩りは終了また明日。という流れで狩りを終えた
未だに馴れないこの感触。貫く時のあの感覚。これに慣れてはいけないのだろう。慣れてしまえば、俺は何かを失う。そう思える位に頭の中で警鐘が鳴り響いていた
『主殿、主殿!!』
「どうした翔灯?」
十二支の一体、鳥の翔灯。主に空からの監視等を任せている
『お気をつけ下さい』
翔灯が気をつけろと言うことは、相手が違う世界の住人か、殺人犯等の危ない相手だったりする
「わかった」
前からやって来るのであろう。カツン、カツン……と音がなる。そして違和感に気がついた
「(何で音がするんだ?ここは道路だぞ!?)」
そうここは道路だ。カツンと音が鳴ること事態可笑しいのだ
「(っとなると、違う世界の住人かッ!!)卯魅」
『はいな!タカトさん!』
十二支の一人、兎の卯魅を出した
卯魅を武器化させ、相手が近づいてくる。そして街灯に照らされて姿があらわになる
しかし、そこに立っていたのは……
「お前はッ!!」




