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二十三章
何時もの何気ない日常が、異常に見えたあの日から俺達には、毎日が少し変わって見えた。
毎日の何気ない日常が壊れていくのにも関わらず、先に進む俺達。しいなが契約したことにより、毎日が少し楽しいと感じたりするのが最近の悩みになりかけている。
「ギリシャから来る人ってどんな人かなぁ?」
「確か、オリンポス十二神を持つ人だったな」
「他には何か特徴ないの?」
宮野がしいなに聞いた。しいなは、暫し考えた後「彼はアルゴンね」と答えた
「アルゴン?」
「正式にはαργονだけどね」
「どっちにしろアルゴンって何だ?」
「アレでしょ?元素の1つ」
「まぁ、そう捉えてもいいけど、ギリシャ語でアルゴンは【怠惰な】【不活発な】って意味があるの」
「へぇ~……」
それは全然しらなかった。ってことは「彼はアルゴンね」ってその人は怠惰ってことか!?
「多分時差ボケすると思うけど、大丈夫よね」
なんか不安だ
「なんで日本にいる人呼ばないの?」
「あの子達はまだ中学生だからね」
マニアックな中学生かよ!
「インドの子は少しめんどくさいから、カナダの子は初めて会った人にビクビク、オドオドするしで、消去法でなったのかな?」
いや、俺達に聞くなよ!
そして、ギリシャの人とは今から一週間後、最悪の形で出会うのだった




