十九章
彼女が出した宙に浮かぶ金魚
「この子は【スイレン】。武器化ってのはね」
室内なのに突然風が吹き、スイレンの元に集まる。そして、スイレンが淡く光、スイレンの姿が金魚から大きな色鮮やかな扇子へと姿を変えた
「これが武器化よ」
「何で扇子?」
確かに……。何で扇子なんだ?
そんな風に思う俺らの目の前で彼女は扇子を思いっきりテーブル目掛けて振り下ろした
すると、テーブルが『ズガァァアァァンッ!!』とデカイ音とともに木っ端微塵に砕け散った
「「(えぇぇぇえぇぇぇえぇッ!!?)」」
あり得ないと思うが、実際に起こったので、もう何が現実で何が非現実なのかがわかんねぇー!
「武器化はイメージよ」
何か語りだしたッ!!?
「イメージさえ出来れば、戦いの幅が広がる。例えばこんな技とかね」
宙にいきなり水球が出て、一気に針状になった
「これは水扇という技、まぁ、技名何て適当につけてるけど……」
「嫌々、そんな問題じゃなくて」
「まぁ、あなた達にとってわかりやすく簡単にイメージするのなら、RPG等のゲームや漫画、アニメのキャラクターが使う技が出来るとか、自分がイメージした技を使うって事が出来るの」
「本当にッ!!」
「えぇ」
身を乗り出して聞く宮野。そう言えばコイツ、RPG系のゲームが好きなんだよな……
でも、それより気になるのは……
「他に技の事で俺達に言わなきゃいけない事ってないか?」
聞いとかないと、言いそうにないんだよな
「そうね、言えるとしたら、技は1つの力につき最高でも4つしか無理ってことね」
「えぇー」
「後、十二の力には同じ武器と技が組み込めないので注意」
めんどくさい……ι
「まぁ、物は試しに実戦やろうか」
ふ・ざ・け・る・なッ!!




