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とーよーの童話シリーズ

【ももたろう2】

作者: とーよー

オニを退治し、一時は村の英雄とまでなった桃太郎であったが、キビダンゴ1コというあまりにも見合わない先払い報酬による家来騒動が発覚し、この事によって動物愛護団体からの強い圧力が掛けられるものとなっていった。



「そんなつもりでは無かった」…という桃太郎側の見解も通る事無く、さらに、避難の矛先は、キビダンゴを作ったおばあさんにまで向けられていった。



「え?3つにした理由ですか?とくに、これといった理由は無いですが…」



「とぼけるな!!」



バン!!!…と、取り調べをしていた警察も、その感情を露にし、被害者側である、イヌ、サル、キジ、の3方もこの件に関しては納得していなかった。



「コンバンワン。まぁ、自業自得ですよね。最初っからなんかオカシイーなーとは、思っていたんですよ。いやいや本当に。普通に冗談か何かだと思ってましたから。だって、そうでしょ?キビダンゴ1コですよ?普通に考えて、そんなんで鬼ヶ島なんて危ない所に乗り込んでいけるわけないとフツーは考えるだろーし、ほーら進め!ほら進め!等といったリーダー気分で接っされる覚えも無いわけですから。ワンワンワン」



「その程度ならまだ良いですよ。え?ワタクシですか?はい。キジです。ええ。そうです。ワタクシが船から1人、先回りし、鬼ヶ島を探察したわけです。はい。もちろんキビダンゴ1コでねー」



「どーも。サルです。もう自分に関しては何をやったのかも覚えていないし、印象にも残っていないと思います。べつに木に登った覚えも無いですし、バナナならまだしも、キビダンゴなんかで動いてしまったわけですから、個性の見せ場すら与えられなかったわけですよ。なんかオニの顔を引っ掻く位の、特にサルでなくとも良いと思われる部分での印象くらいしかないわけで、それならトラやライオンの方がまだ良いと思いますし、イッタイ自分はなんの為の、アレだったのかなー、なんては思うわけです。サルでした」



3方の動物はソレゾレに不満を漏らしていた。


そして、その事も含め、強い提示となってゆき、警察側も動き、裁判が行われ、有罪となった桃太郎は35年の獄中生活を強いられた後、50を過ぎてシャバに出ると、オニ達を中心とした世界へと変貌を遂げていた。




めでたし。めでたし。



(はい!おしまい)


いぇい☆




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