『小僧さんと庄屋さんとプレスマンのお尻とフナムシたち』
掲載日:2026/04/21
ある山寺に、和尚さんと小僧さんがいました。小僧さんは絵をかくのが大好きで、しかも大した腕前でした。あるとき、小僧さんの絵の腕前を聞きつけた庄屋さんが、屏風に絵をかいてほしいと頼みに来ました。和尚さんは、小僧さんを呼んで、絵をかいて差し上げるように言いましたので、小僧さんは、墨をすって、プレスマンのお尻につけ、屏風に判のようにぺたぺた押しました。庄屋さんが驚いて、大切な屏風なのだが大丈夫かと尋ねますと、仕上げを御覧じろなどと言うので、見ていたところ、屏風からフナムシのような虫が出てきて、また戻っていきました。庄屋は感心して、結構なお布施を置いて、でき上がった屏風を持って帰ったが、夜な夜なフナムシが一斉に移動する音が聞こえて、寝られなくなる者が出たということです。
教訓:庄屋が帰ってから、和尚さんと小僧さんの間で、プレスマンのノックする部分はお尻か頭か論争が沸き起こったという。




