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とある公爵の独白  作者: カイガラ


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独白9

あの時私が立てたフラグをリュシアード殿下は見事に回収してくれたようだな。

まさか鏡を見たことがないのか?王も前王妃ソフィア様も金髪だ。どうやったら黒髪が生まれるんだ。しかも顔立ちは成長していくにつれますますアマンダ王妃に似てきているのに…

シャルル妃の洗脳か?魔法でも使っているのか?しかしそんな痕跡なかったしな…

隣のクレアを見るとあまりの衝撃に固まっている。 固まっている顔も可愛らしいな。


「お、王妃よ」

「はい、なんでしょう。」

「あ、いやなんでもない…」


王もリュシアード殿下の発言に動揺しまくっている。あの日から王妃様に頭が上がらない王はオロオロとしている。ルドガー殿下は王妃様を心配そうに見ている。


「父上!今すぐ王妃とクレア…」

「黙れ!!!」

「ヒィ!」


馬鹿は空気も読めないらしい。流石に王もこれ以上はまずいと思ったのだろう。王妃様は気づいていた王妃様が用意した家庭教師がリュシアード様を叱るとすぐにシャルル妃が王に頼んで自分の息のかかった教師に変えていたのだ。王もバレないだろうと思っていたらしい。しかしそれは違う王妃様は気づいていつか王が自分の約束を守ってくれると信じていた。まあ途中から諦めていたがな。しかし本当に女が絡むと愚かな愚王に成り下がる。


「リュシアードお前とクレア・フォード嬢との婚約破棄を許してあろう。」

「では!衛兵!そこの女共を捕まえろ!」

「陛下!では新しい王妃は私ですね!」

「黙らんか!」

「「ヒィィィ!!」」


ホントの親子のようにそっくりだな、一体王妃様を聡明さはどこにいったのだ。はぁ手遅れになる前に婚約破棄出来て良かった。


「へ、陛下わたくしめにも発言の許可を」


空気を読めないのがここにもいたな。先程まで空気と化していたデビブス男爵が口を開いた。


「…許可する」

「わ、私デビブス男爵そこにいるフォード公爵の謀反の証拠を掴みました!」

「なんだと?!」


クレアが私の袖を引っ張っている。可愛いな。あ、私のことか。


「ここ17年フォード公爵は定期的に隣国の王宮へと訪問しております!これは隣国に我が国の情報を定期的に流していたのです!」


はぁ…また馬鹿が出てきた。我が国は大丈夫なのか?馬鹿しか居ないぞ。

王が疲れきった目で私を見ている。王妃は無表情だ。これはそろそろ私の出番かな?

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