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とある公爵の独白  作者: カイガラ


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独白1

我が国の国王は賢王である。

先王の作った借金を全て返済し、国を豊かにするため様々な政策を行った。また、ひとたび戦になれば国王ながら先陣を切り敵兵をなぎ払い、戦争で孤児になってしまった子供には孤児院をつくり多大な寄付を行った。


しかし


賢王にはただ1つ欠点があった。

それは 「女性」である

この問題に関しては、家臣の誰もがかの賢王を愚王と呼ぶ。そしてその愚王が撒いた種が今国を揺るがす問題となっていた。


私の名はエリク・フォード フォード公爵家当主でありこの国の宰相をしている。

今我が家はある問題に直面していた。


「父上…申し訳ありません。」

「クレア辛かっただろう…」

「父上…姉上が可哀想でなりません!」

「そうよ。リュシアード殿下にあんなに尽くしてきたのに…王家は我が家を馬鹿にしているのかしら!」


私の娘 クレア・フォードは現在17歳王妃様が理事長をしているフローリア学園の2年生だ。親の贔屓目を抜きにしても、美しく聡明で良い子だ。クレアは生まれた時から王家たっての願いで第2王子リュシアード殿下の婚約者として今日まで王子妃となる教育など寝る間も惜しんで励み、殿下のサポートまでしてきたのだ。

しかしリュシアード殿下は学園に入学してから我が娘を差し置いてあろうことか男爵家の娘に現を抜かしていたのだ。

我が国には2人の王子がいる。金色の髪に王と同じ赤色の瞳を持つ第1王子のルドガー殿下と黒髪に赤色の瞳を持つ第2王子のリュシアード殿下だ。本来娘のクレアは、第1王子で王太子でもあるルドガー殿下と婚約するはずだったが王妃様直々に第2王子の婚約者になって欲しいとお願いされたのだ。

娘は王妃となるべくして産まれたためかなり悩んだが王妃様をたてるべく縁談を受けた。第2王子はいずれ爵位を賜り王都の隣に位置する領地を管理することになっていた。しかし残念なことに第2王子は勉学を怠り今では遊び呆けているため領地経営も難しいだろう…クレアがいればお飾りの領主でも良かったかもしれないがあいにく私は娘を好色王子に渡すほど落ちぶれていない。もし国から何か言われれば領地の民も一緒に隣国へと行けばいい。


「クレア、私は明日王宮に婚約解消を願いに行くお前も来なさい。」

「はい。お父様」


リュシアード殿下、私の娘を傷つけたこと後悔させて差し上げよう。





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