プロローグ
初投稿!
ホラーコンテスト参加作品です。
読んでくれる人がいるか、正直不安です。
ホラー系は未経験ですが頑張ります!
よろしくお願いします。
とある出版社が発行する雑誌、『月刊オルト』。
一定数のマニアが定期購読している、知る人ぞ知るオカルト雑誌だ。なぜ「オカルト」の「カ」がないのか。それは、創刊号から載る編集長のあいさつ文に書かれている。
『あくまでもこの雑誌は大衆向けではない“現実味がない雑誌”のため、あえて「カ」を抜いた「オルト」なのです。』と。
この雑誌は読者の投稿から記者が気になるものを選んで調査するページも含まれる。そこに、時々“ホンモノ”が混ざる時がある――。
『隣の村では、雨が降ると子供が1人減るらしいんす。大人たちも神隠しだ、と言って関心を寄せないらしいっすよ。その村、学校ないらしくって……。え?ああ、そうそう。俺の通ってた学校に来てたんだよ、そこの村の子が。カバンに絶対傘が入ってるから、聞いてみたことがあるんす。「何で毎日傘持ってんのか?」って。そしたら、「雨なのに傘ないと連れてかれちゃうんだって」って!え?一体何に!?って思うじゃないっすか。俺もそう言ったんす。そしたら「知らない」って!……チョー怖くないっすか?――え?なんか反応薄すぎじゃないっすか?……いや、これマジですって!
※編集者注:調査対象は三重県在住の20代男性』
どうでしたか?
これから毎週日曜日の20時に続きを投稿していきます。
読み続けていただければ幸いです…