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テスト

第一話「出会いは突然な訳でして...」


春....

卒業式で別れ、逆に一つ上の学校に行き、様々な出会いを学ぶ

そんな季節だ

桜が舞う・・なんていうが俺の回りじゃ桜なんて咲かない

そんな春・・俺も卒業式を終え、中学校へと入学した


担任「えーそれじゃー私が担任です。 出席とるぞー」


自分は窓側の席だった

そこから外を眺めていた

外には微かに溶け残りの雪がある


担任「零射ー? 救仁郷 零射!」


「は、はい?!」


外を眺めていて、自分の名前が呼ばれている事に気がつかなかった

そう、俺の名前は救仁郷くにごう 零射れいしゃ

回りの友達から、大人っぽいと言われる

まぁ原因はネット上の友達から、いらん知識を学ばされた事だろう

いらん知識・・と言っても、もちろん勉学の知識な訳では無い

まぁ、そこは各自の想像に任せよう


「ふわぁ・・・」


「つまんね・・」


いつの間にか、出席が終わり、入学式も終わっていた

そして、今は帰り道


「あー楽だな」


自らが乗っている自転車を見て、そう呟く

小学までは歩いて登校だったが、中学からは自転車である

雪が微かに残るなか、自転車で帰るのは危険であるが、それなりに楽なので危険を侵す価値はあるだろう


「んー、いい空だ」


危険だと言う事を自覚しながらも、空を眺め、余所見

その時だった


?「・・・・危ない」


俺が今見ていた景色は限りなく広がる空

所々にある雲

電柱の上につながっている電話線やら色々な回線

そして・・その線に乗っている謎の女


「・・・?!」


自転車を急停止させる

雪でぬれている道路で急停止すると・・大体想像はつくだろう

スリップして軽く転倒した


「いつつ・・って?!」


もう一度空を眺める

女はいなかった


?「大丈夫・・?」


後ろにいた


「あ・・あぁ」


危ない・・とかさっき言ってたが、地上3m近くある所に命綱なしで登ってるあんたは何なんだ?

で・・なんだこの瞬間移動

と・・色々突っ込み所はあるが、とりあえず全てスルー


?「・・・学校はどこ?」


「え?」


?「この近くに中学校があると聞いた・・」


「あー・・この道真っ直ぐ進んで突き当たりを曲がったとこ」


?「ありがとう・・・」


こんな事を言ったら俺の印象が悪くなるかもしれない

が・・言おう

さっき教えた道は適当・・・

いや、俺もそこまで酷くない

何故適当に言ったか?

一刻も早く、その女から逃げたかったのである

俺の僅か12年の経験が言っている


「これは面倒臭い事になる・・」


そう発言した先は、ネットの上の便利なSkypeと言うチャットだった


Kyo「ははは・・・で、その後はどうしたの?」


Kyoと言うのは、チャット相手。 もちろん本名なんかじゃない

声は聞いた事はあるが、会った事はない。 俗に言うネッ友である

そして、こいつが無駄な知識の情報源でもある


「その後は自転車をこいで、家に逃げ帰った」


Kyo「そら、逃げ帰るわなーw」


「うんw」


w と言うのは笑いを意味する warai のw

続けて、Kyoが質問してきた


Kyo「その女の子、どんな容姿してたの?」


「ん・・」


思い出してみよう


「・・・・黒髪のロングヘアーだった。 それしか覚えて無い」


Kyo「ふーん・・・って、もうこんな時間?」


時計の針が指していたのは10と言う数字と6と言う数字だった


Kyo「明日、早いから落ちるわー」


「了解」


落ちる・・と言うのは、パソコンを切るなどを意味する

まぁ、会話から離脱する。 とでも解釈してくれればいい


「・・さて、俺も寝るか」


軽い欠伸をし、ベットへと入ったのは午後十一時だった



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