第114話 竜人に食事を準備しよう
家の中に入ると、ドラッヘは感心したように言う。
「なかなか立派な作りだな。」
「ドラッヘの住んで居る家は似たような作りなのか?」
「見たところ、まぁ変わらぬな。ただ、住居に使うのは木材ではなく、石材だがな。」
「そうなのか。空いてる部屋に案内する。好きに使ってくれ。」
「ありがたく使わせて貰おう。」
俺は、二階の空いている一室に案内する。
そういえば、竜人って、食べ物はどうなのだろう?
「あと、食事だがドラッヘはどんなものを食べる?肉だけとか?野菜だけとか?食べられない物とかあるのか?」
「人の食べる物がどんなものか分からぬが、我は葉野菜と果物、あとは脂身の少ない肉が好みだな。」
「よし分かった。味付けの好みとかはあるのか?」
「味付け?塩は振ってくれ。」
なんかシンプルな味が好みなのか?
「香草とか、調味料で苦手なものはあるのか?」
「うむ。香草は匂いが好まんな。我らは塩くらいしか振らないので、よくわからない。」
ドラッヘはそう答えてきた。
うん、とりあえず、シンプルな味付けにして、調味料やソースを後からかけて試せるような料理にしよう。
「わかった。口に合うかはわからないが、食事は用意させて貰う。」
「すまないな。」
部屋の前に到着すると俺は扉を開け、中を見せる。
「中はこんな感じだ。竜人族がどんな居住環境にいるのかわからないでの、問題があったら相談してくれ。」
「ははは、良くはわからんが、そこまで変わらんだろう。とりあえず、部屋を使わせて貰おう。」
ドラッヘはそう言って、中に入って行った。
「食事が用意出来たら、声を掛けるからゆっくりしててくれ。」
俺はそう言って、部屋の傍から離れる。
料理の準備をしているリア達に俺は調理場に顔を出し、ドラッヘの好みの話をして、みんなを話しをして今日作るの料理のメニューを決める。
メニューをを決めて、さっそく調理に掛かる。
今は主な指示はリアがしてくれるので、俺は言われたとおり作る。
一人増えるだけだが、ドラッヘの体が大きいこともあり、どれだけ食べるかわからないので、いつもより一人増えるだけだが、かなり多めに作られていた。
足らないよりは、余った方がいいか。
やがて料理が出来上がったので、俺は配膳を任せて、ドラッヘを呼びに行こうとする。
そこに湯舟の準備するため、一緒に出てきたティアが俺に尋ねてきた。
「ドラッヘさん、お風呂入りますよね?一応、ぬるめにお湯を準備しておきますので、湯加減を聞いておいてください。」
「そうだったな。その辺も聞いておこう。」
俺はそう言って、ティアと別れて、ドラッヘにあてがった部屋に向かう。
部屋に着くと、ノックをして、声を掛ける。
「ドラッヘ。夕飯が出来たが、準備はいいか?」
「おう、思わずうたた寝をしてしまった。すまない。今準備する。」
「ああ、わかった。それと準備しながらでいいから、確認したいから話を聞いてくれ。」
「承知した。」
「風呂なのだが入るよな?入るなら、お湯の温度が熱いのがいいのか温いのがいいのが確認したくてな。」
「風呂?」
風呂を聞き返してきたが、もしかしてわからない。リア達も湯舟に入る習慣がなかったようで、最初は体を洗う場所と理解できなかったから、そんな感じなのか?
とりあえず、上手く説明がつうじればいいが、説明してみよう。
「お湯を張ってその中に入いって、そこで体を綺麗にするものだが?」
「我らは水が苦手でな。雨も出かけたくなるほどだ。なので、体は魔法で清めるので、それは遠慮させて貰う。」
同じ人型でも、その辺は違うのか。
しかし、魔法で体を綺麗にできるとか、便利だな。
「そうか、わかった。しかし、そんな魔法があるのか、便利だな。」
なんか会った時は変化の魔法が使えたし、でも、普通の魔法も使えていたし、魔法体系も別系統の物があって、両方使えるのか。
俺も覚えられないかな。
俺がそんなことを思っていると、まるで俺の心を読んだようにドラッヘはこう言ってきた。
「ああ、魔力消費も少ないので、我らは誰でも使えるぞ。ただ、以前、人に教えた者がいたらしいが、言語形態が違うためか、お主ら人族は覚えられなかったそうだ。」
なるほど、でも、みんな使えると言っていたが、魔法の書みたいなのがなく使えるのか。
すると、俺達がある程度の知力があれば使える『光源』みたいなもので、種族特有な魔法なのだろうか?
あとで、副管理者のアーセルさんに確認させて貰おう。
俺達も使えれば、本当に便利そうだしな。
「そうか。覚えられたら、いろいろ便利そうだったのに残念だ。あとベットの具合とかは問題なかったか?」
「それは大丈夫だ。実に快適だったぞ。」
「それは良かった。」
そんな話をしているうちに準備が整ったようで、ドラッヘは部屋から出てきた。
「待たせたな。」
「いや、そんなことはない。では、行こうか。」
こうして、俺とドラッヘは食堂に向かった。
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