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つるはしダンジョン  作者: タッチ
最終章 天下統一編
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第11話 魔王? 目覚める

 また暗い世界で、さまよっていた。


 状況は前と同じだ。だが、時間は前の何倍も長い気がする。


 神様はなぜ私をダンジョンマスターにしたのだろう。確実に私のだした被害は前より多くなっているだろう。


 ......本当に厄介な人生だ。私の生きた時間が、そのまま、人様に迷惑をかけている時間なのだから。



 とっくに自分の人生についてあきらめていたころ、突然どこかから明かりがさして世界がうっすらと見えはじめた。


 前は勝手に動くだけだった手足も、今は少しだけ、私の思い通りになる。

 

 私は動く手足を全力で抑え込んだ。  

 だが、残念ながら長くは持たないだろう。 

 

 悔しいが、もう抑え込むのもう限界だ。

 そんなことを考えていたとき、完全に外の世界がみえた。


 目覚めた! 今度はどうなっているのだろう!? 


 周りには多く死体、、、はない。

 建物が壊れている様子もない。

 複数の小柄な男に取り囲まれているが、誰もが何かやり遂げたような顔をしている。

 

 「やったぞ! つるはし君、影が完全になくなった!」


 男が喜んでいる。前と違って剣がさされていたりということもない。

 ......代わりに頭から粉をかけられているようだが。


 男が喜びようから、どれだけ大変だったかが私にも感じられる。


 もしかしたら、もうあの暗い世界に戻らなくても良いのではないだろうか?

 私の人生はここからやり直せるのかもしれない。


 私は死体や壊れた建物のない、この景色をいつまでも眺めていたくなった。きっと私には贅沢な景色なのだから。


 外は雪が降っているわけでもないのに、ふりかけられた謎の粉で、私だけが真っ白だった。

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