第7話 緊急事態
「主、起きて下さい。ダンジョンバトルに勝利しました!」
はっ?
勝ったの?? 剣を見つけるだけじゃなくて?
なんでも剣はダンジョンコアに刺さっており、抜いたときに相手のダンジョンコアを壊したらしい。
勝ったのか、ならええんかなぁ?
ってアレ? コレって......ヤバない??
「つるはし君、緊急事態だ! 魔王のダンジョンが転移した! 早く魔王を止めないと周辺の街すべてがやられるぞ! 幸い、魔王が転移したのは君のダンジョンの近くだ、俺が行くまで時間を稼いでくれ。」
サクレはすでに、ある程度の被害は覚悟してしている様子だった。
ヤバすぎなんだけど、、。
剣が欲しいだけだったのに、なんでことんなことに。サクレが来てくれるまで、時間を稼がないと。
魔王の配下は一体一体が金級だ!
しかも、そいつらは見境なく周囲に襲いかかる。
一体でも、ダンジョンの外にでれば、花売りさんの村どころの騒ぎではない。魔王は誕生した直後にいくつも国を滅ぼしているのだ。
すぐに、鬼人がサクレの言う場所に向かったようだが、超級4人がかりでも防戦一方だった魔王を、鬼人1人で止められるわけがない。
俺は顔面蒼白になっていた。
「おしまいだ、、、、俺のせいで、、。」
「待ってください! マスター! 大丈夫かもしれません! メニューを確認して下さい」
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所有ポイント:1000pt
⇒ダンジョン経営知識(超級) 1000pt
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!??
マジか、すごいな。
この前の大規模なダンジョンバトルや、魔王を倒したおかげだろう。
たまりにたまったポイントはとうにあきらめてていた超級を取得可能なところまで来ていた。
もう、あまり迷う必要もあるまい、
すぐに選択した。
『コアが罠作成を完全に理解しました。様々な罠を作れるようになりました』
『コアがモンスターの召喚方法を完全に理解しました。様々なモンス、、、"鬼人"を召喚できるようになりました』
『コアがアイテムの作成方法を完全に理解しました。様々なアイテ、、、"凄いつるはし"が、作れるようになりました』
モンスター召喚とアイテム作成について、何らかのバグが発生しているようだが、俺は、ありあまる召喚ポイントで、鬼人を召喚して魔王のダンジョンに向かわせている。
鬼人達には、サクレにもらった刀をもたせているが召喚したばかりの鬼人では、それでも分がわるいだろう。
俺の軽率な行動がとんでもない事態を招いてしまったのだ。少しでも被害を軽減させたい。
俺は祈るような気持ちで、鬼人を召喚し続けた。




