第6話 潜入
(side 鬼人)
「主、大丈夫ですか?」
背負っている主に向かって話かけるが、返事がない....。
どうやら、主は魔王のダンジョンの入口を見ただけで気絶してしまったようだ。
今回のダンジョンバトルでは、主のランクが下がったため、ハンデがさらに増えたようだ。いつものサクレ、ハチに加え、コロも助っ人になりこれで、超級4人体制になった。
ランク2位のサクレ陣営から3人も主力を呼べるとは、余程格下なのだろう。
連戦連敗で、主のランクはどれだけ下がったのやら。
「チュー太郎、どこを掘ればいい?」
とりあえず、言い出しっぺのチュー太郎に聞いてみる。
「わからないでちゅ。的中スキルは万能じゃないでちゅよ。ある程度は情報が必要なんでちゅ。」
「そうなのか。では、とりあえずダンジョンコアを目指して掘るとしよう!」
ダンジョンに入ると、やはり魔王が転移してきた。
魔王は全身が真っ黒な影のようなもので覆われており、顔は見えず、黒い手足は異常に長い。
しかも、この黒い手足は戦闘中に自在に形をかえるため、戦いづらい。刀で受けたつもりが、すり抜けて攻撃されてしまうのだ。
ガキン!
ただし、こう何度もやられていると慣れて来るものらしい。みんな、次第に魔王の攻撃を受けられるようになってきた。
サクレ、ハチ、コロが盾になってくれている間に穴を次々にあけていく。
たとえ魔王のダンジョンだろうと掘れてしまうとは、主の能力は相変わらず規格外だ。
魔王の猛攻をなんとかしのぎながら、掘り進めていくと、探知機がかすかに光った!
近いらしい。光の強くなる方に進んでいく。
そして、見つけた。
それっぽい台座状の岩に剣がささっている。
急いで剣を引っこ抜いた。
すると、ダンジョンが崩壊し始める。
、、どうやら剣は魔王のダンジョンコアに刺さっていたらしい。引っこ抜いた勢いで魔王のコアを破壊したようだ。




