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つるはしダンジョン  作者: タッチ
第1章 銅級冒険者編
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第7話 侵入者

 侵入者は5人!

 みんな武器を装備しており、迫力満点だ。


 対して、俺の心は折れている......。


「マスター! まだ説明出来ていませんでしたが、マスターはスキルを取得できます!

 あれこれ悩んでいる時間はなさそうなので、適当に使えそうなスキルを頭に思い浮かべてください!」


 なんだと、もうちょい早く言って欲しかった。

 現状の突破には、普通のスキルでは無理だろう。


 だか、俺には名案が浮かんだ!


 チートスキルの代表格、鑑定スキルだ!

 鑑定スキルを取得したい!!


『承諾されました。鑑定スキルを取得しました。』


 やったぞ!!

 鑑定スキルを取得できたようだ!


 相手のステータスから、弱点を見つけるんだ。

 まずはお前だ。そこのリーダーっぽいお前!

 鑑定っと!


----------

レベル:?

種族:?

----------


「......なにも分からないんですけど?」


「マスター、恐らくスキルレベルや、レベル差などの影響と思われます。」


 種族は人だろ!!

 スキル使わなくても、見たらわかるんですけど!?

 ただのクソスキルじゃん!?


 ええい、次だ! 格闘スキルをよこせ!

 それで何とかしてみせる!


『エラー! 現在のレベルで取得できるスキルは1つです。』


 無情なアナウンスが流れる。

 だが、うなだれている時間はない。


 俺は更なるスキル取得をあきらめ、一か八か、つるはしを横なぎに振るう。

 5人もいるんだ! 誰か当たってくれ!!


 しかし、あっさりとかわされて、ダンジョンの壁にぶつかっただけだった。


 ダメか、、お手上げだ!!

 いっそ、サクッとやっちゃってくれ。


 、、だが、しばらくしても攻めてくる気配がない。

 というか、かなり動揺しているようだ。


「ダンジョンの壁をえぐるだと!?

 なんで、そんなモンスターがいるんだ!?」


「ふむ、恐らくこやつは自己強化型の特殊マスターじゃな。

 モンスター召喚や、ダンジョン拡張を一切せずに、自己強化に全振りすることで、凄まじい力を手にしているじゃろう。」


「リック撤退だ! コイツは俺たちの手におえない。

 街のギルドに応援を要請するんだ!」


 、、どうやら俺は、凶悪なモンスターと勘違いされているらしい。

 モンスターが居ないのは呼べないからだし、ダンジョンが狭いのは何もせずに寝ていたからなのだが.....。


 ええい、もうこのままどっかいけ!!


「......ちょっとまて、何かおかしくないか?

 こいつは動きものろいし、大した迫力もない。距離をとって魔法でもうっとけば、倒せるんじゃないか?」


 リックと呼ばれたリーダー格の男は、さすがに冷静なようだ。そんな魔法とか使わなくても、剣の一振りで倒せるけどね。


「死にたいのなら、勝手にせい! お主が経験値になって、こやつがもっと厄介な存在になってもよいのならな!」


「ちっ、今回は撤退するのが無難だな。次は鑑定スキル持ちでも連れてくるか。」


 こうして、奴らは撤退していった。


『侵入者の撃退を確認しました。経験値が入ります。レベルが上がりました。』

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