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つるはしダンジョン  作者: タッチ
第4章 銅級ダンジョン編
66/101

第1話 プロローグ

(side ???)


 ふった。ふった。ふった。


 だが、剣が当たることはなかった。


 ふった。ふった。


 久しぶりの強敵が、自分の弱さを思い出させていた。


 ふった。


 だが、攻撃を当てたのは相手の方だった。


 ......身体が冷えていく。

 ああ、俺の村が滅びるのは2回目のことか、、故郷の村もこうして滅びたのだ。


 まったく、、いくつになっても無力なのは変わらない。



 故郷の村を失った俺は、剣士を志した。

 モンスターを憎んでいたからだ。


 だが、すぐに気がついた。

 残念ながら、俺は下手くそ剣士だった。


 剣だけでは食っていけないので、様々な依頼をギルドで受けるようになった。


 やることなすこと不器用なので、どこに行っても厄介者だった。


 ギリギリの生活が続いていた。

 こなす依頼がなくなっては、次の街へいく......そんな感じだった。


 何度も住む街を転々し、心は荒さんできていた。

 そんなとき、ある小さな村についた。


 依頼が終わったあとも、ここの村長は暖かく見てくれた。

 ヘボ剣士だと知って気にしない様子だった。


 俺はこの村にずっと居ることにした。

 依頼らしい依頼はなかったが、何故か心地よかった。


 年月は流れ少しはマシな剣士になった。

 後輩のめんどうも少しは見れるようになった。

 村長が他界したあとも村のためにと努力した。


 しかし、村はモンスターの襲撃にあった。

 村は報酬を多くは用意できなかった。

 誰もこなかったが、まがいものなりに戦った。


 だが、俺は死んで、村はなくなった。


 強敵を前に、まるで通用しなかった。

 剣だけはやめなかったというのに、残念だ。


 ーー声がきこえた。


「君はなんで死んだか分かるやろか?」


「分からない」


「ダンジョンマスターやる?」


「......」



 ーーあれから、何年かたった。


「......コロは何か言ってきたか?」


「いえ、何も」


「見つからないのかもな。人の味方をするダンジョンマスターなんて......」


 最初のうちは良かったが、近頃は敵対するダンジョンの数が増えてきており、捌ききれなくなってきている。

 

 ......また、俺は負けてしまうのだろうか。

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