第4話 チュー太郎の長い長い話
「ルイス様、そのようなネズミを育てるのはおやめになられては、、」
「だって、可愛いじゃないか。じいは、僕が学校で友達いないの知ってるだろ? 頼むよ!」
「今日から君はチュー太郎だよ!」
ルイスは伯爵家の長男だ。貴族用の学校には通っているが、周りは良くて子爵、ほとんどが男爵の息子ということで、敬遠されているらしい。
(いまは、大人しくしてやるが、傷が治ったら暴れてやる)
一族を殺されたチュー太郎は、人を恨んでいた。
チュー太郎を飼い始めてからというもの、ルイスは駆け足で家に帰るようになった。
そして、いつもチュー太郎にその日あったことを話すのだ。
「......それでさ、聞いてくれよチュー太郎。今日はまた、ペア組んでくれる人が見つからなくて大変だったんだ」
「ふん。お前は友達をつくるのが下手なんだな。」
「ちゅ、チュー太郎が喋った!!?」
ルイスには、魔物使いの才能があったのかもしれない。もともと知能の高かったチュー太郎だが、モンスターが人の言葉を喋るのは異例のことだ。
ルイスはますます、チュー太郎のことが好きになった。じいには毎日のようにチュー太郎のことを自慢している。
そして、ルイスの誕生日がきた。
「神よ......長いんだが、チュー太郎の話こんなにいるのか?」
「ええから!聞くんや!」




