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つるはしダンジョン  作者: タッチ
第1章 銅級冒険者編
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第4話 マスターとしての資質

 コアと話せると分かり、俺のテンションは知らずと上がっていた。


「マスター、モンスターを召喚しませんか?」


「モンスターを......召喚?」


「はい。ダンジョンは召喚したモンスターで守ります。

 現在、なんの守りもない状態なので急いだ方がいいです。」


 モンスターってそのうち勝手に湧いてくるものじゃなかったのか......。

 どうやら俺はかなり危ない状態で寝ていたらしい。


 まぁ、理解はしていたさ。ただ、他の優秀のダンジョンマスター方とは違い、さっさとあきらめていた俺には狭い洞窟だろうが、なんの守りのない状態だろうが関係がなかった。


 ーーそう、さっきまでは本当に関係がなかったのだ。

 コアと話せるとわかるまでは......。


「ごほんっ! モンスターって何が召喚できるの?」


「マスターの資質次第です。

 検索してみるので少々お待ち下さい。」


 マスターの資質次第だと?

 実は、ハイスペックでしたとか判明しないかな?

 秘められた能力とか見つかったりして......ぐふふ、こっちの世界では隠された才能で無双しちゃうわけよ!


「え? おかしいですね。

 該当モンスターが見つかりません。

 そんなはずは......。」


 ん??

 コアのやつがおかしな事を言ってる。

 呼び出せるモンスターがいないだと??


 本人の資質次第なんよね??

 それって完全なる無能ってことじゃ?

 前世ぼっちなやつには、そんな特典まであるの?


「マスター落着いて聞いて下さい。

 残念ですが......マスターに召喚できるモンスターはいません。」


「マスターは資質0のポンコツのようです。」


「なんだって??」


「マスターはポンコツです!」


「そこじゃねーわ!」


 急に毒づきはじめるコアにもショックだか、俺には資質がないのか。

 ダンジョンマスターなのに、モンスターを1匹も召喚できないなんて俺くらいだろうな......。


 自覚していたつもりだったのに、なにを期待していたんだろう。


 自分の想像以上の無能ぶりにショックをうけた俺は、やる気をなくして、またふて寝した。

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