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第4話 花売りさん
「お兄さん、冒険者さんですか?」
冒険者ギルドを出たところで、女に話しかけられる。しかも、めちゃくちゃ可愛い!!
コアも人化したらこうならんかな。
「そ、そうやで。な、なんの用だ?」
「お花を買ってくれませんか? 1本1ガルドです。」
花だと、そんなものに興味はない。俺は買わんぞ!!
「持ってるの全部もらおう! いくらだ?」
いつの間にか、俺は女の持っていた花を全て買ってしまっていた。可愛いとは恐ろしいものだ。
「ふふ、お兄さん、お花が好きなんですね! ここで花を売ってたらまた会えますか?」
また会えるか?? 勘違いをするな!
俺は人類の敵、ダンジョンマスターだ!!
「もちろん! 俺しょっちゅう冒険者ギルドくるから!」
気づけは、最高に気のいい返事をしてしまっていた。
そのような事実はないのだか......。
可愛いとは本当に恐ろしい。
「......ところで、何か困ったことでもあるのか? さっきから元気がないぞ?」
なんとなくで俺が彼女にたずねると、彼女は急に暗い顔になった。




