第21話 エピローグ
「コア、冒険者きた?」
「いえ、この前に一層に来たきりです。」
「コア、ところで趣味とかある?」
「趣味ですか、、。私はまだ生まれてまもないですし。しいていえば、ダンジョン経営ぐらいでしょうか。」
「そりゃそうか、ところでこの前、街に行ったときなんだけどさ......」
俺はここ最近、コアとゆっくり喋っていることが多い。
というのも、あれからリック達が来なくなったのだ。
気になって、街で聞き込みしたところ、なんとリック達は魔道具の弁償に忙しいらしい。
前回、無事に帰ったと思っていたが、オーガが殴ったやつが魔道具を持っていて、殴られたときに壊れたようだ。
、、オーガのやつ、狙ったんだろうか。
さらに、俺のダンジョンは銀級以上に攻略が制限された。オーガは銅級では危険が大きいのだとか。
今の冒険者ギルドからの依頼は、銀級以上への攻略依頼と、新米向けの調査依頼だ。
近場ということもあり、新米冒険者がよくやってくるが、1階層だけ調べて帰っていくので危険はない。
たまにゴブリンがやられているが、リック達が来ていたころから考えると全然暇だ。
最近、また一つ気がついたことがある。
コアとモンスターのおかげで、俺は働く必要がない。
寝なくていいし、食べなくていい。
いっけん暇そうだが、いつでも話相手にコアがいる。
ダンジョンマスターとは、案外いい職業なのかもしれない。
願わくば、こんな日常がいつまでも続けばいいと思う。




