第17話 用心棒
オーガが眷属になった。
なんというか、あっさり懐いたな。
このオーガとの間に見えない繋がりを感じる。
頭を撫でても大人しいものだ。
「どうやら、俺の言うことは聞くみたいだ。約束通り貸して貰おう!」
「なんだよ! テイマーかなんかだったのか? まぁ約束だ。冒険者を追い返すまでの間は貸してやろう。」
情報料だけ、ぼったくる気だったのだろうか?
オッサンは観念すると、銀版7枚を要求してきた。
成功報酬は銀版20枚とのことだ。
どうせ自分達では、どうにも出来なかったというのに、がめつい。
俺は仕方なく、支払うと荷車と布を貸してもらい、オーガを荷車に乗せ、布で隠して町をでた。
ダンジョンに戻ると、コアに事の顛末を説明してオーガを用心棒にすることを伝えた。
「マスター、本当に仲間を連れて来てしまうなんて、凄いです! オーガは強い種族なので、この間の冒険者を撃退出来るかも知れませんね!!」
コアはそんなに期待してなかったようで、喜びようが半端ない。俺もこんなに喜んで貰えると嬉しい。
俺は、回復薬を召喚し、何本かオーガに飲ませた。
古傷は癒えないようだが、あらかたのキズが治ったようだ。
今の、オーガの鑑定結果はこんな感じだ。
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レベル:5
種族:オーガ
つよさ:そこそこつよい
特性:ダンジョンを掘れる
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俺の眷属になったことで、ダンジョンを掘れるようになったようだ。
そこそこ強いとのことなので、期待できるんだろう。
落とし穴の底は、結構広くなっていた。
ゴブリン達の頑張りに加えて、コアが落とし穴の罠を上手く使って広げたようだ。
12畳くらいはあるんじゃなかろうか?
ゴブリンとオーガは小さいので、天井が低いのはこちらの有利に働きそうだ。
いよいよ、次は迎撃戦や!
俺は邪魔にならないよう、落とし穴を利用して、地下2階を作りそこにコアと隠れているつもりだ。




