第13話 カッコつけ
結局、ヤツらはコア探しの魔道具が必要だとか言って帰っていった。
ふん、おろかなものよ。
見た目でばかにしているから、やれ壁が掘れるだの、ダンジョンコアがみつらないなどと想定外のことに弱くなるのだ。
1度目も、2度目もあと少し落ち着きをもって考えられていたらうちのダンジョンは終わっていた。
どちらも正解の1歩手前までは来ていたのだ。
ーーしばらくは足のふるえが止まらなかったが、なぜか相手の問題点を指摘したくなった。
コアの前でだいぶカッコわるい思いさせられた反動だろうか。
急に威勢がよくなった俺を、コアが白い目でみている気がするが、、気のせいだろう。
ともかくだ。
奴らはまたくる。
次同じ手は通用しないだろう。
魔道具は貴重なものらしく、申請に時間がかかるとか言っていた。
それまでに次の手が打てるかが勝負だ。
コアのメニューを表示する。
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所有ポイント:4pt
⇒コアの人化 10pt
⇒ダンジョン経営知識(入門) 5p
⇒ダンジョン経営知識(初級) 10pt
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今回もレベルアップしたが、現在の所有ポイントでできることはない。
もう1ポイント欲しかった、、。
「マスター、何か案はありますか?」
コアが、自信なさげに聞いてくる。
良いところを見せたいのだが、少しも思いつかない。
「......ないですよね、、私も考えますから!」
コアは多分頭がいいと思う。
だが、ひらめきというのは、実は頭の良さだけでなく、知識や経験という土台が必要なものだと思う。
生後、1週間たらずのコアにはこくだろう。
そして、俺は頭がわるい。
もはや、このダンジョンに打つ手などないのだ。
コアにはわるいが、、
「よし、凄腕冒険者を仲間にしよう。これから街にいってくる!!」
え?
俺は何を言っているんだろう?
前世ぼっちで、そんなコミュ力ないのに。
「マスター、ダンジョンマスターは人間と敵対関係にあります。とても仲間になってくれる人がみつかるとは思えません」
その通り!
さらに付け加えると、俺にそんなコミュ力ない!
「俺だって、人間と敵対関係にあるのはわかってる。
だが、どこの世界だって、変わった人間はいるものだ。
俺はそれに期待する!」
気がつくと俺は、コアを不安にさせるのがいやで、別人を演じていた。
コアは「マスターがそう言うなら、私はマスターを信じるだけです」などと言ってくれている。
今さら、ノリだったとは言いいにくい。
......それに、さっきダンジョンの外にでて気づいてしまったのだ。
このダンジョンは街道沿いにあるということに。
そして、街道の先には、街っぽいのが目視できることに。
ーーこのダンジョンは、街に行くのに、おあつらえ向きの近さなのだ!
通りで、ホイホイ襲撃があると思ったわ!
なんて立地なんだよ!?
もっと、森とか、山の中にせいよ!
こんなもん、気軽にこれてしまうわ!
ちなみに、街道の側には綺麗な小川が流れており、お散歩には最適そうだ。




