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つるはしダンジョン  作者: タッチ
第1章 銅級冒険者編
12/101

第12話 襲撃2回目

 ダンジョンの入口に、6人組の男が集まっていた。

 前回より、1人増えている。


「リック、本当にここなのか? お前が撤退したダンジョンというのは?」


「そうだ、俺は正直イケそうな気もしたんだが、じいさんがな、、」


「ダンジョンの壁を破壊するほどのモンスターじゃぞ! 万全を期すのが普通じゃろうて!」


「という訳だ、悪いな。銀級のハンターに頼っちまって」


「いや、俺は金が貰えればいいんだか。お前が撤退したほどのダンジョンには見えなくてな、、」


 そりゃそうだ。

 こちとら、できて7日のダンジョンだぞ!!


 あれから3日で、また来やがって!

 うちの狭いダンジョンじゃ、お前らの会話なんてつつ抜けだぞ!!


「マスター、ダンジョンマスターはダンジョン内の出来事を感知することができます。うちが狭いから聞こえる訳ではありません」


 どうやら、口に出ていたらしい。冷静にコアにさとされた。


「一応、全部調べたんだけど、、、モンスターが1匹もいないね。そしてコアもどこにも見つからない。」


 斥候役っぽい、小柄な男が言った。

 こいつ多分少年だな。声がまだ高い。


「どういうことだ? ただの洞窟ってことか?」


「違うぞ、確かにダンジョンの魔力を感じる。

 しかし、バクが探して見つからんとなると、いよいよコア探しの魔道具が必要かものう」


「ちょっとまて、そいつは自己強化型のマスターなんだろ? どんな魔法を使って、いなくなりやがったんだ」


「わしにもさっぱりじゃ。相当型破りなダンジョンマスターらしいのう」


「......」


 やや、気まずい空気が流れる。

 このまま帰る流れになってくれ!!


「そういえば、落とし穴の罠がところどころにあったから、自己強化型という訳ではないのかも」


 バクという、少年が口を開いた。


「いや、この程度はどのタイプのダンジョンマスターでも作れるんじゃよ。ダンジョンも狭い。罠も落とし穴だけじゃ。自己強化型で間違いあるまい」


 その程度が、俺にはできなかったけどね。

 一生懸命ほった結果がこの広さなんだけどね。


「俺のカンだが、落とし穴が怪しい」


 俺が自虐めいたことを考えていると、狩人っぽい青年が口を開いた。


「あいつは、ダンジョンの壁を削れただろう? 落とし穴に見せかけて、穴の中に隠れてるんじゃないか?」


「いや、確かに罠の反応があるし、しかも低レベルの罠だから、モンスターが隠れる程の広さはな、、」


 ドコッ!


 バクが答え終わるのを待たずして、狩人が落とし穴のフタを踏み破る。


「ふん、ただの落とし穴か。怪しいと思ったんだがな」


 、、あってます!!!

 念の為、落とし穴を二重に再配置しておいているだけです!


 ......俺は落とし穴の底でブルブルふるえていた。


 (はやく帰って、、)

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