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つるはしダンジョン  作者: タッチ
第1章 銅級冒険者編
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第1話 異世界転生

 一一神はなやみを持つのだろうか?


 俺の答えは"No"だ。


 神は超越した力をもっている。

 葛藤などなく、苦労など不要である。


 そう思っていた。


 だが、ここに登場する異世界の神は悩んでいた。


 、、まったく、やれやれなものだ。



 一一声が聞こえる。


「ワイは異世界の神。

 君らには《ダンジョンマスター》をやってもらうで!」


 説明が始まる。

 質問をしようとしたのだが、声がだせなかった。


 、、異世界には《ダンジョン》というものがあるらしい。


 ダンジョンを知らない人は、長い洞窟をイメージするといいそうだ。

 ただし、ただの洞窟ではなく、恐ろしい魔物がいたり、お宝があったりということがあるらしい。


 神は、俺たちにダンジョン経営を行って欲しいらしい。


 ポイントを消費してお宝を配置して冒険者を誘き寄せ、モンスターで冒険者を撃退してポイントをためる。


 たまったポイントで、更に強いモンスターを召喚してもよし、ダンジョンを大きくしてもよし、という具合らしい。

 

 経営なんてよく分からないなと思いつつも、案外楽しいのかな? っと思って聞いていた。


 だが、そんなお気楽なものではないようだ。


 なぜなら現在、ダンジョンは人類の敵として目の仇にされており、人類の侵攻により次々に数を減らしているという話だからだ。


 なんかやな予感がする。

 平和な現世ですらギリギリなのに、そんな過酷な状況が耐えれるんだろうか?


 神の説明は続く。

 なにか現状に納得いかない様子だ。


「ーーでね、もう作ってはバーンされ、作ってはバーンされしてるわけよ。何回もダンジョン作り直すのって大変なんやで? どうしたらええねんってワイはなやんでたわけよ」


 神はなやんでいたようだ。

 

「、、、でな、これはな、ダンジョンマスターがしょぼいせいやと思うねん。ここだけの話やで?」


 そして、神はダンジョンマスターのせいにしたらしい。


「そこで、ワイは君らを呼んだ訳よ! きっとイケるで! だって君ら異世界人やで? この世界にはない発想でなんとかしていけるねん!」


 きっと??

 異世界人なら、誰でもいいやって選んだわけじゃないよね?


「それじゃ、よろしく! すぐに負けないための初期ボーナスも用意したけん!!」


 心の声は届かなかったようだ。


 不思議な光に包まれ、狭い洞窟の中にとばされた。

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