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7、乗れる波は全力で乗っとけば何とかなる!の巻



水の勢いはとても強く、怒濤の勢いで上へ上へと押し上げられました。


プンプン地獄から、エンエン地獄に戻って来ました。


そこで閻魔様に怒られた天狗達はエンエン泣きました。


「うぇええええええん!!」


エンエン地獄からもっと上に上がり、今度はペコペコ地獄につきました。そこで天狗達はペコペコ謝りました。


「ごめんなさい!ごめんなさい!」


ペコペコ地獄を通り過ぎると、ようやく水の勢いも弱まって底につきました。そこは、最初の天狗がこそこそしていた底でした。


そこで閻魔様は言いました。


「そこで全部綺麗になって心を入れ換えたら、地獄を出してやろう」


天狗達は困り果てました。


「どうしたらいいかわからないよ!」

「お手上げだ!!」


そこでニャン法の出番です。


「ニャン法!歯磨きの術!!」


三人は歯磨きをしました。


「ニャン法!じゃぶじゃぶの術!!」


三人はお風呂に入りました。


「ニャン法!手洗いの術!!」


三人は手を荒いました。


これでやっと三人は綺麗になりました。


たくさん泣いてたくさん謝ってたくさん洗った天狗達は、折れた鼻が削れていました。その顔にはちょこんとちいさな低い鼻がありました。


「これからは、じゃぶじゃぶ戦隊アラウンジャーとして活動して行こう!」


こうして心を入れかえた小さな天狗達は嘘のように元気いっぱいになりました。そんな天狗達とお別れして、ニャニャンの二人は猫野様のお城へ帰りました。


「あれ?パッパは?」


いつの間にかパッパはいなくなっていました。まぁ、そのうちいつかきっと会えるでしょう。そう思って二人はお城へ帰りました。


お城へ帰ると二人は、猫野様に正直に勝手にブラックデスガーリックを食べた事を謝りました。


「ごめんニャさい」

「お説教は後回しにするかニャ。今はインをふみたい気分だニャ」


後回しでいいんでしょうか?


「正直イイね、正直時期イイね!」


すると、床に穴が開きました。


「あ!猫野様、INを踏んじゃいけニャい!!」

「あ…………」

「ニャーーーーーーー!!」


またまた三匹は底へ落ちて行きました。


今はやらなくてもいい。ついつい後回しにしてしまうけれど……インなんか踏んでないで早くやってしまいましょうね。


INを踏んでしまえば地獄へ続く、そこそこ底へ落ちてしまいます。皆さんお気をつけて。


今回のニニャンのお話はここでおしまい。



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