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4、歯についた青のりどう知らせる?の巻


落ちた先には、また看板がありました。『ペコペコ地獄』と書いてあります。


「イェ~!ここはペコペコ地獄だYO!」

「見ればわかるYO!」


そこにはまた、鼻の折れた小さな天狗がいました。その天狗は黒色でした。


「兄弟!久しぶりだな~!」

「久しぶり……」


天狗は握手をしようとしましたが、やめました。


「お前、まだ風呂に入って無いのか?」

「お前こそ、まだ服を洗って無いのか?」


どうやら二人は兄弟のようで、何だかとても仲が悪そうでした。


「風呂なんかいいんだ。それより、うまい飯だ」


その黒色の天狗はたこ焼きを作っていました。


「いい匂いだニャ~!」


すると、何だかニャニャンの二匹とパッパはお腹がペコペコになって来ました。


「ペコペコ地獄って、きっとお腹がペコペコになる地獄ニャんだ!」


すると、黒色の天狗が言いました。


「こっちの冷めたやつ、温めて食べてもいいぞ?」

「本当!?やった~!」


さぁ、どうやってたこ焼きを温めましょうか?それは、やっぱり……


「ニャン法!」


ですが、今回のニャン法は…………


「ニャン法!!レンジでチン!!」

「持つべきものはやっぱり文明の力だニャ~!」

「便利だニャ~!」


電子レンジでチンしたたこ焼きは、なかなかの味でした。


「ブラックデスガーリックより美味しいニャ~」


しかし、たこ焼きはたくさんありすぎて食べきれませんでした。黒い天狗はパッパにラップを手渡して言いました。


「それ、食べきれないならラップしておいてくれ」

「ラップ?オ~!イェ~!お安いご用だぜ~!」


パッパはラップをたこ焼きにラップを広げると歌い出しました。


「パッパのラップ、パパっとラップ。パッパとラップで、パパッとラップ!」


パッパが歌うと、地面に印という字か出て来ました。


「何だ?これ?」


それに気がついた黒い天狗は、印という字を踏んでしまいました。


「あ、そこ踏んじゃ……」

「マクド~さんのまきばで~♪」

「イヤ、イヤ、YOーーーーーーーー!!」

「ニャーーーーーーーーーー!!」

「わーーーーーーーーー!!」


またまたみんなは穴に落ちて行きました。


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