2、ラッパーってラッパを吹く人じゃないってホント?の巻
ニャニャンの2匹はパッパに挨拶しました。
「よろしくパッパ!僕達は……」
「猫忍ニャ、ニャン!」
「猫忍ニャ、ニャオ!」
「2匹合わせてニャニャン!!」
今回もバッチリポーズが決まりましたね。
すると、カッパーのパッパは拳を差し出してグータッチをして来ました。
「ニャニャン!オ~!イェ~!」
河童のラッパー、カッパーというのは、みんなこうゆう感じなのでしょうか?ニャオは気になりました。
「カッパーっていつもそんニャ感じニャの?」
すると、カッパーは少し困って言いました。
「本来カッパーは韻を踏むものなんだYO!でも、INを踏むと底に落ちちまうんだYO!」
INを踏むと底に落ちてしまう?本当でしょうか?
ニャンは首を傾げました。ニャンがパッパに訊きました。
「底ってそこどこ?」
すると、パッパは軽~く答えます。
「底?底って、そこそこ底っしょ!」
それじゃわかりません。ニャンはまた訊きました。
「そこそこ底って、どこそこ?」
パッパはまた軽~く答えました。
「そこ、こそこそするとこっしょ?」
こそこそって、何だか怪しいですね。
「こそこそ?底でこそこそするの?」
「底、そこそこ、こそこそするとこ」
すると、ニャオはINと書かれた地面の場所を見つけました。
「あ、ここ、INって書いてある!」
「あ、そこ踏んじゃ……」
パッパはニャオを止めましたが、INと書かれた所に大きな穴が空きました。
「ダメだ、YOーーーーーーーー!!」
「ニャーーーーーー!!」
3匹はあっという間に、まっ逆さまに穴に落ちて行きました。どうやらINを踏むと、底に落ちてしまうようです。