こそあど空間
これ
それ
あれ
どれ?
あれ
これ?
それ
時間のもたらす魔法の空間
それに成らせてくださいと
嘆いてみては
毎回それには届かずに
やっぱり幻想なんだと
独りごちる
なぁなぁの関係を続けては
その関係を喉に下せず
肴の骨が喉に刺さるみたいに
違和感が神経を巣食う
人との乖離を苦しんで
他人に相談しては
慰めを疑り
その事実による
感受性の虚無感に
身を委ねてみるが
ゼロに何を掛けてもゼロなので
やがて自分に問いかけた。
ほんとにそれが欲しいのか?
相手なんていない
自分が存在するのか分からない
だからその空間には意味がなくて
なくても構わないし
生きる事に支障はない
深い情の上に成り立つそれを
欲しがる理由はどこにもなくて
馴れ合いを甘んじて受け入れようとする
でも
でもやはり
それがとてつもなく欲しいのだ
読んでくださりありがとうございました。
よく姉にこれとってと言われますがめちゃくちゃイラつきます