いつか
男と女は恋におちました
それは許されない恋でした
お互い結婚していて、子供もいました
どうしても一緒になりたいけれど
子供も愛している
子供にとっての幸せを考えた結果
血の繋がっている親の元で育てるべき
そう考えて
2人は子育てが終わるまで恋を諦めました
「子育てが終わったら必ず連絡するから」
そう約束して2人は懸命に子育てや仕事に打ち込みました
いつか一緒になれると信じて
月日が経ち
子育てが終わった男は女の元に逢いにいきました
連絡したけれど、女からの返事はなく、けれど諦めきれない男は女に逢いに行ったのです
俺を必ず待っていてくれてるはずだ
そう信じて
男は女のもとにやっとたどり着きました
「遅くなってごめんね、たくさん待たせたね」
男はひたすら女に謝ります
けれど女は何も話しません
「愛してるよ」
男は返事のない女に向かってひたすら愛を伝えます
お墓の前で、ただひたすらと。