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天然能力者の受難  作者: 岸辺 轍@中二病
天然能力者の受難
17/19

ランク試験に向けて!

投稿します。

最近、バイトに新生活に向けての準備に研修にと忙しい毎日です。

皆さんも新生活はどうですか?

今年はオリンピックの開催年です!楽しみですねェ!

選手たちにはメダルなんかよりも選手自身が納得できる精一杯の演技を見せてほしいです!


※ギャグ要素を入れようと頑張った。だけど無理だと悟った。


遅れましたが、今年もよろしくお願いします!

 入学式から一か月が経った。今日は金曜日、つまり明日は週末の休息日が始まるのだ。

 それもただの週末ではない。新クラス始まって初めての大型連休に差し掛かろうとしているのだ。


 明日から始まるのは土日を含めた最長六日間の大型連休、その名もゴールデンウィーク。

 ゴールデン――黄金の連休が始まるのだ。学生にとっては修学旅行にまけず負けず劣らずのビックイベントの一つだ。おそらく学校に通う生徒たちにとって待ちに待った、それはもう待ちわびたであろう連日の安息日が訪れるのだ。当然の様にクラスメイトたちはゴールデンウィークの話題で持ちきりだ。某ネズミーランドに出かけるとか家族で旅行に出かけるなど自慢大会が行われて、中々白熱した戦いが繰り広げられている。


 そんな皆、和気藹々としているクラスの中、一人黙々と机に広げた教材と睨みあって居る少年が一人いた。皆が話題で盛り上がっている中、ただ一人だけ黙々と先の科目であった世界史の復習をしている。なんて勤勉な子なのだろうか。さらに驚かされるのはその容姿だ。

 見た目は小学生、中身は高校生という某探偵アニメを連想させる容姿をしている。本当に存在したのか、と突っ込みたくなるほど某物語の少年と被っている。しかしながら、彼の頭脳は某探偵アニメに登場する名探偵の頭脳とは天と地、否。天使と悪魔くらいの絶望的な差が存在していた。なぜなら、彼は教材を読んでいると見せかけて漫画を隠れて読んでいるのであった。非常に残念だ。


 そんな彼に後ろから近づく不気味な黒ずくめ。

 しかし、彼は漫画を読むのに集中しすぎて気づかない。

 

 黒づくめが彼の背後を取り、その不気味な手を少年を伸ばし……―――ひょいっと教材に隠して読んであった漫画を取り上げた。


 「あっ! ちょっと何するんだよ、圭吾!」


 彼、漫画を真剣に読んでいた鬼瓦修一が後ろを振り向きながら漫画を取り上げた存在を睨みつける。修一に睨みつけられた黒づくめの少年、近郷圭吾は「はぁ~」と長いため息を吐きながら応える。


 「休憩時間になってまで何読んでんだよ? ……また海賊物語か。毎度毎度同じ漫画読んでて飽きねぇのかよ~」


 修一の読んでいた漫画を取り上げてパラパラとめくりため息をこぼす。

 圭吾は修一の悪友にして親友。家がご近所の幼馴染でもあり幼稚園時代から見知った顔なのだ。


 小学の頃に転校して中学にひょっこり帰ってきた修一に対して、昔と変わらず仲良くしている二人はとても仲良しだ。見方を変えれば兄弟にも見える二人で、金髪ヤンキーの圭吾に見た目だけ小学生の修一の二人は中学の頃から「凸凹コンビ」として有名だ。


 「俺にあれだけスマホいじるなって注意してた癖に…なんでテメェは漫画読んでんだ!ずるいぞ!」

 「知らんわ! …それよりも早くその漫画返せッ‼ 今めっちゃいい所なんだよ!兄貴が頂上戦争で死んじゃう名シーンなんだよ! 感動シーンなんだよッ! 『俺を愛してくれて…あ゛り゛が゛と゛う‼』の名シーンなんだよ!」

 「うるせぇええ‼ 知るかァ‼ 兄貴死亡を感動シーンとかバカなこと言ってんじゃねぇええ! 俺はアニキ生存ルートが好きなんだァ‼」

 「そんなの知らねェえええ! とりあえず、速く返せェええ!」


 今日も二人仲良くじゃれあって居るのであった。



 “キーンコーンカーンコーン♪”

 

 校舎に休憩時間の終了を告げる予鈴が鳴り響いた。あと一、二分もしないうちに授業開始を告げる本礼のチャイムが鳴り響くだろう。本礼が鳴る前に席に着いていることがここの校則だ。全員が予鈴のチャイムに合わせて自分の席へと、他のクラスから来た子は自分のクラスへと戻っていく。

 修一も圭吾もそのチャイムでじゃれ合いを辞め、圭吾は大人しく自分の席へと戻り、修一は取り返した漫画を鞄へと戻す。


 次の授業は現代文。圭吾は苦手意識を持っている小田先生が担当している授業だ。

 小田先生は高齢で定年間近なのだが、年を感じさせないきびきびとした動きと高齢だというのに全くまがっていない軽い腰どりでずんずんと歩いてはスマホをいじっている人(主に圭吾)や授業中に私語をする人をすぐに見つけてはスマホを眼にも止まらぬ速さで没収したり、私語している人は黙って原点していくちょっと怖い先生なのだ。


 修一も圭吾もこの授業はスマホや漫画を読むことを辞める。それは他のクラスメイトたちも同じ見解だ。この授業では絶対に私語や授業とは関係ないことはしないと暗黙の了解となりつつあるのだ。


 「おはようございます、それでは授業を始める。 前回の続きからいくぞ。教科書二十二ページ「走れロメス」の続きを――近郷くん、読んで下さい」


 「はい。 『ロメスは走った。力の限り走った。残してきた友の為に力の限り走り付けた―――」


 小田先生に充てられた圭吾はスッと立ち上がり直立不動になって教科書を読み始めた。その姿は普段の圭吾からは想像できないほど勤勉溢れる生徒っぷりだ。誰なんだ君は、と思わずツッコミたくなる修一だったが小田先生の厳しい目線に気圧され笑いがサーッと引いていく。

 

 小田先生の現代文の授業が始まった。











 ———ロメスは言った。「妹の結婚式は無事済んだ! そして俺は戻って来た……戻って来たんだ!だから、俺の友人を放してくれ…‼ 友人は悪くないんだ!悪いのは俺だ、ロメスだ! さぁ俺を捉えろ!そして友人を放してくれ! どうか頼む!」 ロメスは地面にめり込むほど頭を地面へとこすりつけた。それをみた王様を涙をながしなが――」


 “キーンコーンカーンコーン♪”


 「はい、そこまでね。チャイムが鳴ったので本日はここまでとする。次回はこの続きから始める。 明日からゴールデンウィークに入るがしっかりと予習復習はしておくように。 日直の人は号令を――」



 明日からゴールデンウィークが始まるという日の最後の授業が終わった。先生が退出すると、クラス全員が晴れ晴れとした顔で帰り支度をする。それに交じり修一は素早く片づけを終えて席を立とうとすると案の定圭吾がやって来た。


 「修一。 何を慌ててるんだ? 明日から休みなんだしよ~ いつものメンバーでカラオケ行こうぜって話になってんだけど、修一も来ないか?」


 教室の入口付近には幼馴染の夢原夏樹とその友人の南野静香の姿があった。

 なにやら二人でスマホを片手にワイワイと話しこんでいる。聞こえてくる話の内容から察するに、この後行くカラオケで何を歌おうかで盛り上がってるのだろう。三人とも部活は大丈夫なのかと聞くと圭吾は笑いながら教えてくれた。なんでもゴールデンウィーク中は部活は休みらしい。圭吾のサッカー部は春の大会が一回戦で敗退。夏樹や静香の所属するバレー部は春の大会が準決勝で敗退したそうだ。いいところまで行ったので顧問は部員にご褒美としてゴールデンウィーク中の部活は自主練となったそうだ。


 ん~、と修一は考えていた。正直、カラオケに行きたい! しかし、今日は明日から始まるランク取得試験に向けての準備があるのだ。新幹線のチケット予約や当時マップ等は一週間前に済ませておいたが、肝心の身支度はまったくやっていなかったのだ。それに旅行用のバックも持っていない。引っ越し時はダンボールで済んだが、今回は引越ではなく試験に向かうのだ。それなりの恰好をしないと相手方に悪いだろう。


 「ごめん、圭吾……明日からちょっと京都の方に用事があってね。その用意があるから…」


 悩んだ結果、今回はパスという事にした。修一は申し訳なさそうに手を合わせながら誘ってくれた圭吾に断りを入れる。


 「そっか……そりゃ残念だな… それよりも京都? 京都って言ったらあのクソ叔父絡みか? ……大丈夫か?」


 「あー大丈夫大丈夫。 京都の友達に会いに行くだけだからさ!」


 「んー……そっか…わかった。 でも……何かあったらいつでも言えよ! 京都に観光がてら助けに行ってやるからよ!」


 「観光がてらって…()()()かよ! そこは真っ先に助けに来てくれよ!」


 あはははは、と修一と圭吾は二人で笑いあう。そこに夏樹と静香の二人がやってきた。


 「修一くん、こないの~? 久しぶりのカラオケだよ?」


 「うん……ごめんね。 ちゃんと準備進めておけば良かったよ、あははは……」


 「ほんとそうだよね~ 普通は一週間か三日前から少しづつ準備しておくのが当たり前。前日に慌てて準備すると色々と失敗するっていつになったら学習するのかしらねぇ~?」


 夏樹ちゃんがここぞとばかりにディスり始めた。正直、耳が痛い。

 その後、他愛のない話をした後、圭吾は夏樹ちゃんや静香さん、それに他の時間の合ったクラスメイト数人を連れて楽しそうにワイワイしながら近くのカラオケへと向かった。


 楽しそうに笑っている皆を見て羨ましいな、と思いながらも修一はどこか楽しげだった。いつだってそうだった。圭吾は周りを巻き込んで楽しそうに騒ぐ。そこに巻き込まれる夏樹ちゃんはいつも迷惑そうな顔をしていたけど、圭吾のノリに巻き込まれて迷惑そうな顔だったのに、いつのまにか楽しそうに笑っていた。それは夏樹ちゃんだけに限った話ではなかった。圭吾はいつも悪ノリが過ぎるところがある。だけどそれでも周りは楽しそうにしていた。面白おかしく、いつのまにか笑顔になって圭吾と一緒に笑い出していた。


 おかしな話だと思うが…アレは一種の才能だと思う。きっと圭吾はみんなから愛される存在なのだと。本当羨ましい奴で、そして凄く誇らしい。

 

 そんな親友を持てた僕は案外幸せ者なんだなぁ、と心から圭吾に感謝していた。

 


執筆中の失敗投稿を上げて約一週間放置してゴメンナサイ。

普通自動車と普通二輪の免許取得の為に合宿に行っておりました。

スマホからちょくちょく執筆してましたけど、途中でめんどくさくなって諦めてました。


ここまで読んで下さりありがとうございました!

これからも頑張って執筆していきますのでよろしくお願いします!

質問や気になるところ、ココこうしたほうがいいよ!などのアドバイスお待ちしております!

ありがとうございました(´▽`*)

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