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素直に

作者: 尖角

いっぱいの空気を吸ってみたら

そこに君の香りがたくさんあって

ああ、幸せって“これ”なんだって

そんな風な感覚を君と共有したい


僕の香りがいい香りなわけないけど

僕が隣にいて“安心する”って気持ちは

出来れば僕とおんなじでいて欲しいなって

そう思うことは僕の我儘なのかな

それくらいのことは許してほしいと思うんだよ


君が近くにいなくても大丈夫

瞼に載った君を抱きしめるから

こんな感覚、他にはないでしょ?

きっと僕にしか出来ない事でしょ?

何を考えているか探そうとまでは思わないよ

だってそこまで君を縛り付ける意味なんてないから


僕と同じことを考えてるなんて理想論だよ

そんなものばっか追いかけても君を苦しめるだけ

何もせず、ただここで待っていればいい

“ここなら大丈夫”って思えるような

安心して戻って来れる居場所になるから


傍にいてなんて我儘も言わないよ

君が行きたいところに行っておいで

戻ってきたときに面白い話を聞かせてくれればいいから

僕は君が出かけている間、もっと面白い話を考えておくよ


つまらないなんて僕たちの間にはないでしょ?

互いに互いのことを考えている僕らに

分かり合えない事なんてないでしょ?

当り前な話で、全て分かるとまでは言わないけれど

出来る限りそんな関係になれればいいと思ってるんだ


一回しか言わないから聞いておくれ


「好きなんだ」


この気持ちをもっと上手い言葉で伝えることができたら

なんてことを考えている僕は、本当に君のことでいっぱいなんだと思う


自分で自分に呆れてしまうほど、自分自身に嫉妬してしまうほど

“無我夢中”ってこのことを言うんだと思う  「君が好きなんだ」

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