七匹の役目
こんにちは。腰痛で仕事休みました。充電するときの屈む行為が凄くしんどいです。明日も、この時間帯に書くと思います。
これで街の人達も笑顔が戻ったであろうなと再び様子を見に行くと、街の人達は畑を目の前にして呆然と立ち尽くしていた。
私も、街の人達が見る畑を見たところ畑は無惨にもバッタの食い荒らされた残骸のみが残されていた。
バッタは確かに消えた。だけど残るは残骸のみ……
(いかん!早く緑魔法を発動しないと。)
と思うより先に街中から『ゴンガー様のお怒りじゃ!・ゴンガー様がお怒りになられておる!』など言い出し始めた。
次の瞬間、タイミング良く地震が起きる。
更に街の人達は、パニック状態である。
誰かが言った『ゴンガー様の呪いじゃあ』と……それから、悪魔再来のように広がって行き始めた。
……
「ゴンガー様、街を捨てる事をお許しください。私達は、山が噴火する前にココを離れる事をなにとぞ!なにとぞお許しを。」
「贄は置いたんだ、オイいくぞ!」
(に!?贄……とは??)
直ぐさま意識を外へ排出する。街の中央に供物が置いてあった。豚が一頭と鶏が三匹と酒の瓶らしきものが数本置いてあり、側には手紙のような封筒があった。
「ポコペンポコペンダーレノバンダ!ポコペンポコペンダーレノバンダ!……いでよ死神!」
「……はい。なんでしょうか」
「今からお前に、街の供物を食って来い!あと、近くに手紙が置いてあるから」
『分かりました。取ってくるんですね?』と何か渋々といった様子。
再び意識を飛ばして死神の行動把握をしていると、また大きな地震が来た。
「!?」
意識が急に途切れてしまった。原因究明の為に現状把握をしたところ、私の身体を固定していた壁が崩れおり。私は、地面に落ちていた。
更に、私の上には上から落ちてきた瓦礫が乗っている。大して痛くはないが……
仕方なく、意識を飛ばすのは止めて自由に動く事にした。土魔法で崩れた壁など修復していると
「だんな!供物御馳走様です。って!自由に動いているじゃないですか!?」
私はこれから自分の力で再び壁に繋がれた状態へと戻る話をすると『へ?……ですが約束は壁を壊すな!では無いのですかね?』の問いに頷く。
更に『約束は友達を探せ!って事は、自動的に自由に動き回らないといけないのでは?』と正解な事を言っていたので
「出ろ!……天聖十王!」
天聖十王とは、十人の天使の頂点である。強さは死神と三人の天王とほぼ互角であると言われている。
天使達の風貌は、ほとんどが覆面や薄い布などを顔らへんに垂れていることから表情は分からない。しかし、どれもが優雅にそれでいて優しい風がふいているような感じさえもする。
「お前らに命令する。この死神が嘘をつけばリンチすること!」
「了解しました。」
「して、こやつから嘘の匂いがしますが?」
「はぁ!?まだ、何も発してないぞ。」
何かヤイヤイと言葉の言い合いをされている。
「出ろ!魂を采配する者よ。」
[魂を采配する者]とは、死神の上司の事である。更に言えば、聖天十王と互角の存在である。
「久し振りだなドゴンガよ。」
「御久し振りです主様。そして久し振りに自分の名前の呼んで頂き光栄でございます。」
「やったあ!これで、形勢逆転だな。」
「……して、いきさつからしてコノ死神を処罰すればよろしいのでしょうか?」
「いや、そうではない。私が質問することに嘘偽りが無いかだけ見てくれれば」
「メンバーが揃ったので行くぞ!スッピー、その手紙は本当に街で……私が指定した手紙なのだな!?」
『もちろんです!』と言ったあと『奴から焦りが見られます』と天使達が。『こんな囲まれればソリャなりますよ』発して
「死神は嘘をついてなどいない。」
「そうか。では、手紙の中を読んでくれ」
意識を飛ばして見た時は分からなかったのだが、目の前で見ると手紙の字からして子供が書いた風に見えた。もしかしたら、字が下手くそな大人かもしれないが
「私達に毎日毎日、恵みの雨やお日様や良い風をくれてありがとう。……と、あとは絵が書いていますね。」
その絵手紙を死神から受け、再び読み返しているとボロボロと涙が
絵は、女の子だろうか?笑顔で読んでいる私に向けて大きく手を振っているのが分かった。
涙を流していると、天使達が『分かります!それが美しい慈悲の心です』と慰めてくれる。
それから話し合いの結果、死神は上司によって刑罰を!私はここから出る事に決まった。
[刑罰]とは、【何故、もう少し早く言ってくれなかった!?】というのである。
実は、最初の地震で私の隣接する黒い竜等の七人の者達が忽然と姿を消したからだ。姿を消した事を知っていたのは、死神である。
死神が言うには、地震のせいで何処もかしこも瓦礫やひび割れが酷いらしい。
幸い、御主人様がいた場所は少し頑丈に出来ていた為と、土魔法で修復したからかコノ部屋以外の周辺状況が分からなかったのも一つの原因か。
刑罰を出された死神は『俺は何も悪いことは……』で、全てを言う前に消えた。
私は、この部屋を出る時、ある物に気付いた。過去の異物のタッチパネル式の伝言である。私はおもむろに開くと昔懐かしい偉人達が映り出していた。
偉人達は、私に衝撃発言が連続して言われた。その内容とは
「先に言っておこう。すまなかった。」
「役員はどうやら私達が作った究極兵器を永久的に封印と決定に決まった。」
「だが!安心しろ、少し力を入れただけで壊れやすく作っておいた。」
「お前は自由に生きてくれ。」
「それとな、永久的封印の名目で門番として配置させたのは私達の仕業である。」
「聞いて驚け!そやつらは、お前よりかは劣るものの生活する上で必要不可欠なのだ。」
「まず黒い竜だが、外へ出ると待機中の魔力を吸い込み規格外に大きくなる。これで、いつでも引っ越しが可能になる。」
「次に頭が三つある犬だが、アレはお前の良き友を作る上で良き理解者という設定をしてある。お前の命令で三匹の犬になる。二匹がメスで一匹がオスだ。お前には、我らの願いの結婚も考えているのでな。だから、女性な考えを持つ者でありお前を支える役目をもった奴等だ。」
「次は頭が五つある竜だが、主に食べ物を新鮮に確保調理が出来る料理人兼治療人である。四つの頭から回復・痺れ・毒・病原菌を吐く。残りの一つのは、話をする。かなり役立つぞ!」
「次は棺桶の奴だが、お前が女性問題に陥った時は救世主と成はずだ!なんせ現在進行形でモテモテだからな。女のことなら、コイツに聞くとよいだろう。」
「次はアリだが……こいつらは要は大工さん達だ。いつでもどこでも家を作ってくれる。更に地中ではないぞ!?設計を見せればお城程度なら半日で建つからな。」
「棺桶で終わりにしたかったのだが、ある意見では押すことより引くのも大事と教わったのでな。だから、女性には女性に聞くのが一番と思ってな。鬼の面をかけているが、あまりにも美貌すぎて隠しているだけだからな……惚れるなよ!」
「最後は、冒険に必需品と言えば防具や武器だ。一言で言えば、鍛冶士である。そいつは、言うことは少ないがお前の頼みなら何でも受け入れてくれるだろう!」
「アリも黒い竜もそうだが、全員話せるからな。そして、お前の命令には意欲的に従う……」
「だから!行ってこい。お前にとっての親友を!後の彼女を!!」
「お前の名前は長期結果にて【キュウキ】となった。」
(了解した!……でも、いませんよ七人全員。)
「私の名前はキュウキ。待ってろよ、私の親友になる者よ。」
最後まで読んでくれてありがとうございます。