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孤独



自分の為に生きてきたんだな

自分の為に生きてきたんだな

だからさ

手の平から 何もかも こぼれ落ちていってさ

こうして 何にも 手に入らないんだろうな



時々 悲しくなるんだよな

夏の夜は 特にそうだ

車の音が たまに聞こえてくるよ

天井は薄暗くてさ

時計の針が カタッ カタッ てさ



自分の為に生きてきたんだな

ああ 僕は 誰かの為に 何かをしたのだろうか

自分の為だけに 生きてきたから

こうして孤独なのだろうな

こうして寂しいのだろ



自分の為だけに 生きてきたから

孤独な心で 死んでゆくのだろうな



空に一滴 悲しみの雨が降り

夜は ただ耽るばかり

ただ この世の全てを 覆い隠してゆくように

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