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ある天使の女の子
俺は浅野 錐斗
今、凄い状況に置かれている
天使のような格好をした女の子が上俺の上で伸びている
と、とりあえずこの子を起こそう…幸せだけど…
「お、おーい…起きろー」
「はっ!私は何を!」
「うわっ!いきなり大声だすな!」
彼女は俺の上で豪快に起き上がる
「??あなたはどなたですか?」
「お前な…人の上に落ちてきて誰とはないだろう…」
「あっ!失礼しました!私は天使の白濱 鈴薙と申します。」
「やっぱり天使か」
「まあ気づいちゃいますよね…それで…あなたの名前は…?」
「ああ…俺は浅野 錐斗、なんでお前みたいな天使が人間の世界に?」
「あ!はい!なんか私ボーっとしてたみたいで、誤って天界から落ちちゃいました…」
「落ちた!?」
「は、はい」
「それで、戻る方法は?」
「まだ…わかんないんです…」
「わからないって…これからどうすんだよ」
「どうしましょう…泊まるとこないし…」
ほんとにどうすんだよ…
すると、屋上へ続く階段を上がる音がした
まずい…!
〜第3部へ〜