始まりの落下物
秋の香りを運んでくれる風が頬に当たる
そう、ここは屋上
まあ溜めていうもんじゃないけどw
俺、浅野 錐斗は…
屋上で授業サボりなうです(^ω^)
最近意味わかんなくなってきたし
そもそもやる気ないし
将来の夢とかないし
なんで学校来てるのかも甚だ疑問だった
別に高校生活をエンジョイしてる訳でもない
とりあえず学校に来て、授業サボって、帰る
そんな毎日だった
なんでそんな俺が学校来ているのかというと…
俺は今すごく彼女が欲しいと思っているからだ
今誰よりも人肌に飢えていると言っても過言ではない
「あーあ、空から女の子でも降ってこねーかな」
俺は仰向けになり、真っ青な空わ見つめた
2分くらいしきりに見つめたが女の子は落ちてこない
まあそんな非現実的なことがありえるわけがない
フッ…と鼻で笑いなんとなく目を閉じた
「……!!」
ん?なんか声が聞こえなかったか?
「……!!」
う、上?
「キャーーーー!!」
えっ…ちょ…待っ…
ーーーーーー着艦
「痛っててて…なんだよ…ってえっ!?」
頭には輪っか、背中には翼が生えた女の子が
俺の上で伸びていた
えぇぇ…まじかよ…まじで降ってきたよ…女の子…
〜第2部へ〜