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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

すき間読書!

俺のいるパーティの大好きな団長。

低評価でもかまいません。評価がほしいです。

 責められてる、責められてるぞ……。

 太い脚が肛門のところに届き、俺は悶えた。

 俺はユーリ。

 ジーニャ王国の国営パーティ・ジューライル団の騎士だ。

 で、今俺を責めてんのが、リヤス。

 ジューライル団 団長。

 俺はリヤスを何回も助けたことがある。

 

「いつもありがとう。今日、旅館を取ったから一緒に来ないか?」朝、リヤスに誘われ、俺は今旅館にいる。

 

 そしたらこの有様だ。

 リヤスは転生者らしい。

 前世のことを聞いてみるが、かなり酷かったらしくリヤスはほとんど何も話さなかったことだ。

 ただ一つだけ聞いているのは、「高橋ジュラと、佐藤玲央雨だけが友達だった」ということ。


 俺には過去がある。

 実は俺も……

 転生者。

 前世で、俺は親友を救えなかった。

 だから異世界で騎士として、たくさんの危機に晒されているのは、神様からの戒めだと思っている。

 で、そんな俺の前世が——。


「なんか俺さ」


 リヤスが口を開く。


「お前と一緒にいると安心できるんだよな」


 そりゃあそうだ。だって俺の前世は……


「佐藤玲央雨」


 思わずその名前が口から漏れた。


「なんて言った?」


「だから、俺が、佐藤玲央雨」俺は迷わず答えた。


 リヤスの前世——鈴木瑛人の生涯は、一九年。俺の生涯は二十六年。


 だから、俺が、異世界では年下なのか。前世では同級生だったのに。


 今までろくに目を開けていなかったことに気づき、俺は目を開けた。リヤスが泣き始めていた。


——深い沈黙。


「ありがとう」リヤスがいった。


 助けられたんだ。手遅れじゃなかったんだ。

 

 狭い旅館の一室に、泣き声が小さく響いた。

  


 それからジューライル団は、より一層異世界に名を轟かせることとなった。


おまけ:ジューライル団 日常

 

 ジューライル団は、男性四人、女性一人から成り立つ。ある時、洞窟で、リヤスがスライムを発見した。踏み潰すが、スライムは蘇生する。


リヤス「どうしよ」

ユーリ「え、人体に無害なんだからほっとけば?」

リヤス「それもそっか」


 同じダンジョンの十二階層の魔物は、今月だけで8件の被害報告がある。ジューライル団はそれの処理に割り当てられた。


リヤス「あ、戦闘系のポーション買えない」


 重要な十二階層にたどり着いて、さあ戦うぞ、と円陣を組んでいる最中にリヤスが気づく。

 ジューライル団に沈黙が流れた。

 そこに運悪く、魔物がやってくる。


ユーリ「まあ戦うか」


 刃で一斬りすると、魔物は声をあげて倒れた。

 ジューライル団に再び沈黙が流れた。


リヤス「いやよっわ」

ユーリ「同意する」

他団員「それな」

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