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鉄屑の塔-(11)  作者: 釘垂朱雀
1/8

プロローグ

─その箱を開ける時、高らかなる災いの音が鳴り響き世界が変わる。


数百年前突如この世界に現れた、開けると世界に災いをもたらす箱。

ラッパの音が鳴ればそれが合図。世界の天理を覆す音。世界が変わる音。箱を開けた音。

その音鳴ること実に五度。


一度目が鳴った時、世界は汚染されて砂の嵐に覆われ、魔物が放たれた。


二度目が鳴った時、海が半壊する。


三度目が鳴った時、とうとう川の水が使えなくなり、各国は民を守るために結界を張り始めた。


四度目が鳴った時、太陽は限られた場所でしか見られなくなってしまった。


そして五度目は─

何も起こらなかった。

だが決して侮ってはいけない。目に見える災いばかりとは限らない。


世界は終わりに近づいている。それでも生きようとする人間たち。

希望が薄れゆくこの世界で日常を送ろう。

生きよう。最後まで笑うのだ。

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