運命の赤い糸は何処へ
最初は女性の心の声から始まります。
ポエムっぽいです。
一応創作男女のつもりです。
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赤い糸の相手を探したいと思っていた。
何年たっても数年たっても運命の人は現れない。
私の恋人はどこにいるの?
どこにいても見つからない色々試しても見つからない。
運命の赤い糸なんて何処にもないのかもしれない
あるいは幻想なのかもしれない。
そう心の中で思いながら毎日毎日をどことなく
過ごしている。
街中、バスの中、電車の中、あるいは歩いていても
ぼーっと考えてしまう。
恋人はいた甘酸っぱい青春のあの日
だけれどもすれちがって別れてしまった。
あの頃は運命の赤い糸を感じたけれど
赤い糸は私の物ではなかったようだ。
後悔はしていないなぜなら希望が持てたから
きっと他に私の本当の赤い糸を手繰り寄せる
人がいるのだと信じて。
だけれども今は希望を見失っている自分とをつなぐ
赤い糸を持っている相手に出会えない。
悲観に暮れていた。
がむしゃらに探し続けていたある日一人の男性と出会う。
皆に優しい彼を何もかも癒される一緒にいても癒される。
いつの間にか心惹かれていた。
優しい彼に心奪われていた
彼もそうだといいと思った。
付き合いだしただけれども別れてしまった。
悲しかったけれど仕方ないと諦められた。
それから運命の赤い糸の相手を私は探さなくなった
立ち直る事が出来た。
色々趣味などにもいそしんで料理も上手くなって。
いつしかまた数年の時が経った。
そして彼とまた再びあってしまったあの優しい彼と。
昔の彼とはまた少しだけ変わった気がする。
優しいけれどしっかりとした風格で
私たちは話し合った。
これまでのことをお互い諦めたことを
だけれどもやはりどこか心では
お互いの事を思っていた。
再び相まみえてまた付き合うことにした
運命の赤い糸はもういらない。
これからは気にせず前を向いて歩んで行こう。
彼女は知らなかった見えないけれど確実に
二人には赤い糸が結んであることを。