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吸血鬼。The Vampyre.  作者: ジョン・ウィリアム・ポリドリ博士 Dr.John William Polidori/萩原 學(訳)
ポリドリ博士の日記
48/52

6月19日

この日を最後に、ghost-story の記述は日記から途絶えてしまう。それで、後は The Vampyre.制作に関わりが有りそうなブリュース伯爵夫人の話がある日記まで飛ばして、その辺で翻訳は終える予定。


6月19日-脚が悪化、怪談を始める。S氏など来訪。ボンシュテッテンとロッシ来訪。ボンシュテッテンがアッペンツェルの宗教対立の話をしてくれた。カトリックとプロテスタントの内戦である。戦いが始まった。長老が前進。もう一方を呼んで言う、自分も他の者も愚か者だ。戦いは、彼が間違っていると説き伏せるものではないからだ。他の者は同意、説き伏せること小川を境界線にしようと。そのようになった。いつものように3時に就寝。

June 19.—Leg worse; began my ghost-story. Mr. S[helley?] etc. forth here. Bonstetten and Rossi called. B[onstetten] told me a story of the religious feuds in Appenzel; a civil war between Catholics and Protestants. Battle arranged; chief advances; calls the other. Calls himself and other fools, for battles will not persuade of his being wrong. Other agreed, and persuaded them to take the boundary rivulet; they did. Bed at 3 as usual.

宗教戦争が実は縄張り争いだったのは、三十年戦争以来のお題目というか。それよりポリドリ博士の作品が何であったか、気になるのだけど、日記にその題名は出てこない。

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参考文献

Wikisource: The Vampyre
翻訳の底本にした単行本の電子書籍版。原典影印つき
Internet Archive: The New Monthly Magazine 1819-04-01: Vol 11 Iss 63
初出の掲載誌影印本。些か読みにくいのが難点
The New Monthly Magazine 1819-05-01: Vol 11 Iss 64
ポリドリ博士の抗議が掲載された5月号
The Vampyre (in Short Ghost and Horror Collection 011)
LibriVox にある朗読
The diary of Dr. John William Polidori
The diary of Dr. John William Polidori
作者の甥ロセッティが編集発行した日記。編者による序文つき
The Vampyre as a literary war on the image of Greece
The Byron Society に収録されたKonstantina Tortomani さんの論文
Peter Cochran’s Website – Film Reviews, Poems, Byron…
バイロン研究家、ピーター・コクラン氏のサイト。バイロン卿の手紙あり
The Vampyre;A New History
Nick Groom による吸血鬼の歴史
Polidori’s ‘The Vampyre’: Composition, Publication, Deception
Nick Groom 2021年の論文
POLIDORI'S THE VAMPYRE
The University of Queensland, Australia Contact Magazine
ハムレット
第1幕第2場
Wikipedia
メドヴェジャ Medvegja
Arnold Paole
コシツェ
天国 (イスラーム)
パウサニアス (地理学者)
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