6月19日
この日を最後に、ghost-story の記述は日記から途絶えてしまう。それで、後は The Vampyre.制作に関わりが有りそうなブリュース伯爵夫人の話がある日記まで飛ばして、その辺で翻訳は終える予定。
6月19日-脚が悪化、怪談を始める。S氏など来訪。ボンシュテッテンとロッシ来訪。ボンシュテッテンがアッペンツェルの宗教対立の話をしてくれた。カトリックとプロテスタントの内戦である。戦いが始まった。長老が前進。もう一方を呼んで言う、自分も他の者も愚か者だ。戦いは、彼が間違っていると説き伏せるものではないからだ。他の者は同意、説き伏せること小川を境界線にしようと。そのようになった。いつものように3時に就寝。
June 19.—Leg worse; began my ghost-story. Mr. S[helley?] etc. forth here. Bonstetten and Rossi called. B[onstetten] told me a story of the religious feuds in Appenzel; a civil war between Catholics and Protestants. Battle arranged; chief advances; calls the other. Calls himself and other fools, for battles will not persuade of his being wrong. Other agreed, and persuaded them to take the boundary rivulet; they did. Bed at 3 as usual.
宗教戦争が実は縄張り争いだったのは、三十年戦争以来のお題目というか。それよりポリドリ博士の作品が何であったか、気になるのだけど、日記にその題名は出てこない。




