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吸血鬼。The Vampyre.  作者: ジョン・ウィリアム・ポリドリ博士 Dr.John William Polidori/萩原 學(訳)
ポリドリ博士の日記
41/52

6月8日 - 9日

9日分が短過ぎるのでまとめる。

6月8日-9時に起床。馬の背に揺られてジュネーブへ赴き、シェリーに会いにディオダティの処へ。戻って食事。

シェリーの新しいボートに乗り込み、理想主義について語り合うこと、女性たちなら目を回すほど。

帰途は雨、風が次々と。しくじった。

June 8.—Up at 9; went to Geneva on horseback, and then to Diodati to see Shelley; back; dined; into the new boat—Shelley's,—and talked, till the ladies' brains whizzed with giddiness, about idealism. Back; rain; puffs of wind. Mistake.


6月9日 1時までに起床、朝食。ルシアンを読む。食事。同じくお茶。

ヘンシュの処に行き、帰宅。月見した、荷造りを命じた。

June 9.—Up by 1: breakfasted. Read Lucian. Dined. Did the same: tea'd. Went to Hentsch: came home. Looked at the moon, and ordered packing-up.

June 8

on horseback: horseback は「馬の背」を指し、その上とは騎乗を意味する。


June 9

ordered packing-up.: 相手が誰か書いていないが、使用人が居て、仕事を言いつけた場面か。引っ越しが迫っているのに、月を見て思いつくというのは夜になってからで、翌日から荷造りにかかれという指示だろう。

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参考文献

Wikisource: The Vampyre
翻訳の底本にした単行本の電子書籍版。原典影印つき
Internet Archive: The New Monthly Magazine 1819-04-01: Vol 11 Iss 63
初出の掲載誌影印本。些か読みにくいのが難点
The New Monthly Magazine 1819-05-01: Vol 11 Iss 64
ポリドリ博士の抗議が掲載された5月号
The Vampyre (in Short Ghost and Horror Collection 011)
LibriVox にある朗読
The diary of Dr. John William Polidori
The diary of Dr. John William Polidori
作者の甥ロセッティが編集発行した日記。編者による序文つき
The Vampyre as a literary war on the image of Greece
The Byron Society に収録されたKonstantina Tortomani さんの論文
Peter Cochran’s Website – Film Reviews, Poems, Byron…
バイロン研究家、ピーター・コクラン氏のサイト。バイロン卿の手紙あり
The Vampyre;A New History
Nick Groom による吸血鬼の歴史
Polidori’s ‘The Vampyre’: Composition, Publication, Deception
Nick Groom 2021年の論文
POLIDORI'S THE VAMPYRE
The University of Queensland, Australia Contact Magazine
ハムレット
第1幕第2場
Wikipedia
メドヴェジャ Medvegja
Arnold Paole
コシツェ
天国 (イスラーム)
パウサニアス (地理学者)
Jean Marc Jules Pictet-Diodati
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