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化心  作者: 榛原朔
滅びの章
1/432

0-この世界のお話

0話です。

異世界とかではなく地球の話ですが、能力を謎にするつもりもないので書きました。


この先の物語上でも似たようなことが書いてありますので、設定語りうぜーって方は飛ばしてください。

単純な好みと、この文章消すの勿体ないというだけです。

この星の文明は、滅んでいた。

神秘の時代に神話として数度。

歴史に残る形で、事実として一度。


それでも人類は滅亡しない。

数少ない生き残りは世界各地へ散らばり、それぞれの文明を発展させた。


国家にまで発展する地もあれば、都市のままの地も。

だが総じていえることは、かつての科学文明のように科学が発展した地はごく少数だということ。


キカイの大半が失われたというのもある。

生き残った者達に再現できなかったというのもある。

だが一番の原因は……この世界に、神代のような神秘が戻ってきたからだった。




科学文明が滅亡した際、この星の大地は裂けて分かたれ、結合し、大海に洗われた。

世界は浄化され、再び神秘を宿すまでになったのだ。


自然に宿った神秘は、数百年かけ完璧に土着の生物に宿り、神の如き獣と成った。

自然の力を操る彼らは、一瞬で食物連鎖の頂点に立つことになる。

ここに新たな生態系が確立された。


こうして科学の一強であった時代は終わりを告げる。

人が神秘を求める時代になったのだ。




神秘が満ちて3000年以上が経った。

今ではすっかり定着し、人類にとっても神秘があることが、理解を超えた出来事があることが当たり前のことになっていた。


だがその中にも、特別な存在というのはいる。

獣においては、神秘を操ることのできるケモノは聖獣、神秘そのものと成ったケモノは神獣と呼ばれた。


人類においては、8割以上が神秘を扱えるようになり、神秘そのものと成ったヒトは、聖人と呼ばれた。

このようなモノたちはもはやこの世界のルールと言えるほど。


彼らは神の如き力を有し各地で猛威を振るうこととなる。

彼らは法。彼らは自然。何者にも縛られず。何者をも縛る。

これがこの星の新しい様相である。


神秘≒魔法や魔力のイメージで書いてます。

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