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学生時代

西暦20XX年これより銀河系惑星会議を始めます。

最初の議題ですが地球君がまたやらかしました。

生き物の飼育は結構な事ですけど飼いきれなくなって泣きついてきたの、2回目ですよ。2回目!

前にも言いましたが生き物の飼育は最期まで責任を持つこと!

とは言ってもこのままでは地球君が温暖化でダウンしかねないのは事実です。

そこで今回も生き物を引き取っても構わないという方々が居ればお願いしたい。

え〜と百近い星々が手を上げてくれました。

地球君は感謝する様に。

うん?地球君なにかね。

フムフムなんじゃそりゃ!

あ〜先程手を上げてくだっさった皆さん、実は今判った事なのですが今回お引き取り頂く生物は少々攻撃的な傾向が見られます。

分かりやすく言いますと国家民族宗教等々他者との違いに非常に大きなストレスを感じる生物の様です。

ご面倒かと思いますがなるべくストレスを与えない形で引き取って頂きたい。

地球君もこれで良いですね。

はい!では次の議題に移ります。





「臨時ニュースをお知らせします。政府は正式に日本国が他の星に強制移住させられた事を認めました。総理談話に因りますと大変遺憾ながら我々は他の星に居ることを認めざる得ないとの事です。」





"キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン"


「はい!今日の授業はここまで、後、進路希望の書類は早めに出す事。良いな!」


あぁ終わった、眠気との激戦を制した自分を誉めてやりたい。

身長2メートルの中学生が目立たず眠るのがどれ程大変か!

「まったく200年も前の事覚えて何になるのかね。」

考える事は皆同じか、

虎二郎(こじろう)もそう思うだろ。」

「あぁ。」

「うゎ!相変わらずのコミュ症っぷり。そんなお前を見捨てない俺って本当に出来た奴だよな。」

このアホは石原祐太郎(いしはらゆうたろう)。身長175㎝中肉中背、代々政治家の家系の中で唯一遺伝子検査に引っ掛かり戦闘係クラスに入ってしまった残念な男だ。因みに何故か俺の友達でも在る。


「お疲れ〜ねぇ二人ともこの後予定在る?出来れば自主練付き合ってほしいんだけど?」

こいつは上田桜子(うえださくらこ)。身長150㎝体重は知らないが黒いロングヘアーがよく似合う女の子だ、生産系のクラスから編入してきた残念な子だ。出来るなら俺が代わりに生産系クラスに行きたい。

「お疲れさん俺は暇してるけど虎二郎は無理だぜ。」

「ウム。」

「え〜風間(かざま)君って忙しい人?」

俺は忙しいのではない!

イヤイヤやらされてるだけだ!

「あぁこいつは家の手伝い。」

「働きたくないでござる。」

「うわっ!風間君が喋った!」

「上田さん虎二郎でいい。」

「プッ!そら喋りぐらいするよこいつだって。」

「ウム。」

「因みに家の仕事って何やってるの?」

「鳥獣駆除。」


「えっ!虎二郎君ハンターなの!」

「こいつん家、転移事件の前から代々駆除業者。凄いだろ!」

「凄いね!いいな〜!」

凄くないし良くもない!

何で生産系から来る子達は皆してこの反応なんだ?

「いいな、私もハンターの資格取って早く外の世界に出て見たいよ。」

あぁこいつも外に憧れてる口か、まぁ現実を知ればそんな事言っても居られないのにな。

「と言う訳でこいつは無理、自主練は俺が付き合うよ。」

「ありがとう。祐太郎君。そうだ、こんど外の話聞かせてね。虎二郎君。」

「ウム。」



外の話か、聞いて楽しい話し何て無いのに。

"ギィ〜ギャギャギャギャ"

「虎二郎何をぼーっとしてんだ!噛まれるぞ!さっさとラプトルの首切り落とせ!」

"オォォォォォォ〜" "ズドン"

「相変わらず虎二郎ちゃんの斧は凄まじいね。」

遠山(とうやま)さんそのガキ甘やかさんで下さい。」

風間(かざま)さんは相変わらずお子さんに厳しい。15才でこれだけ出来れば立派ですよ。」

「ウム。」

遠山さんそのクソジジイにもっと言ってやって!

「コラッ虎二郎鼻の穴膨らませてんじゃねぇ!次来るぞ。」

あぁ桜子さん外の世界の何処に夢が在るのだろう外はジュラシックパークデスヨ。









 地球より転移させられたのが日本国だけなのか正確な所は今もって分かってはいない。

ただこの星の生物は我々が既に滅びたと思っていた生物に酷似している。と言うよりも我々に起きた事案は過去の地球においても起こっていたと推測される。


"キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ンキ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン"


「はい!今日の授業はここまで、後、進学組は残って!就職組は帰ってよし。」

勿論帰りますよ、さて祐太郎は・・・

「あー虎二郎悪い、オヤジが高校まで行けば国軍か警察軍にネジ込んでやるって言うんだよね。」

羨ましい、養子にしてくれないかしら。

「分かった、じゃ。」


さて帰って仕事か、ヤダヤダ。

「虎二郎君も仕事か?」

うん?長州君に藤波君それに天龍君、あー皆家がハンターだもんね。

「ウム、一緒に帰るかね。」

「そう言って貰えると助かるよ、何かクラス出ずらくって。」

皆妙な所で気にしーだなー遺伝子操作で全員身長2メートル越えのデカい体してるのに、生産系から編入して来た子達に気を使ちゃって優しいな。天龍君なんて最近牙生えてめっちゃ顔怖いのに。

さぁ今日も嫌々お仕事しますか。



"チッ!ラプトルの群れだ!ボスクラスも要るぞ気をつけろ!"


「虎二郎、前に出てボスラプトルを牽制しろ、藤波さん所のボウズは後に回り込め、他の皆は回りのラプトルを処理しろ!」

え〜ボスラプトルって、デカくて怖いんですけど、はぁ〜やだな〜それでもやるけど・・・"オラァ掛かってこいや〜"

"ギャッギャッギャッギャ〜"

"グォォォォ〜コッチじゃボケ〜!"

お〜後ろから藤波君が飛びついてドラゴンスリーパーを、あっ振りほどかれた、うん流石にそれは無理だよ藤波君。

「虎二郎君見てないで助けて〜!」

「ウム。」

藤波君を喰らおうと背中を見せたボスラプトルの尻尾に思いっきりバトルアックスを叩きつけた。

ア〜レ〜?尻尾千切れたのに藤波君を襲うの止めない・・・解せぬ?

「コラッ虎二郎、ラプトルは尻尾千切れたって、すぐ生えてくるから気にしないの知らないのか!

授業でやってたでしょ、た〜す〜け〜て〜食〜べ〜ら〜れ〜る〜!」

「ウム。」

コリャ不味い!藤波君の上に乗っかって食べる気満々だ!

俺はボスラプトルの首にありったけの力で斧を降り降ろした。

"ズダン!"

"ヒィ〜"

危っない、勢い余って藤波君の首まで斬り落としそうになっちゃた、テヘッ!ドンマイ俺。









 仰〜げば〜尊〜し〜我が〜師の〜恩〜

教〜えの〜庭〜にも〜はや〜幾〜年〜

思〜えば〜いと〜疾し〜この〜年〜月〜

今〜こ〜そ〜別〜れ〜め〜いざ〜さら〜ば〜♪


諸君ご卒業おめでとう。

皆さんの中には進学するかた又は就職される方、色々な・・・


就職デスヨ。就職!嫌々デスヨ。あぁ〜ずっと学生が良かったな〜!ずっと家って逃げ場無しじゃん無理じゃんじゃん!


「虎二郎君!一寸云いかな?」

ムム?桜子か・・・もしや此れは告白的な奴、否!まさに告白!

「虎二郎君て家継ぐって聞いたんだけど・・・」

「オウ!」

「お兄さんとかいるの?普通二郎って次男の名前じゃない。ずっと気になってたんだよね。」


・・・このアマ〜何を期待させといて、そんなどうでもいい話、今する事か?もて遊んだのか?俺の純情をもて遊びやがったのかっ!オンドレ〜!


「こいつには虎太郎(こたろう)って言う兄ちゃんが居るんだよ。」

「ウム。」

「虎太郎さん?ならその人が家業継ぐんじゃ無いの?」

全くだ!本来ならば兄ちゃんが継いでくれたら何の問題も無かったんだ!

「それが虎太郎さんは文武両道で出来が良すぎちゃったんだよ。街の奨学金取って軍の士官学校行っちゃったんだよね!で残されたコイツが家を継ぐはめになっちゃったんたよな。」

「ウム。」

祐太郎説明ご苦労。


「そうなんだ。何かスッキリしたよ。じゃあ虎二郎君、私がハンターになったら一緒に外に行ってね。」

外に行かずにデートしようね!位言えんもんかね

「ウム、楽しみにしてる。」

「うわっ!虎二郎君が喋った!」



そういえば兄ちゃん元気にしてるのかなぁ、便りが無いのは元気な証拠って言うけど・・・

あの時兄ちゃんの言う事をもっと真剣に聞いて置けばな〜・・・

「云いか虎二郎、ハンターの仕事が嫌だったら一生懸命勉強をするんだ。俺達は遺伝的にも家業の面でも戦闘係の仕事からは逃げられない。

それでも選択肢を広げる為には勉強して結果を出さなきゃならないんだ!」

そう言って兄ちゃんはネオ東京に在る士官学校に行ったんだっけ。・・・

それを蔭から聞いてた奴が、

「虎二郎、勉強は良いからお菓子食べてテレビ見てなさい。」

大丈夫!当分家の手伝いはいいからって・・・

あげく進学出来るのがハンタークラスになった途端に・・・

虎二郎今日からは手伝いしっかりやって家を継ぐ為に頑張る様になって・・・

おのれクソジジイめ!正に孔明のワナ!


虎二郎・・・虎二郎・・・虎二郎聞いてんのか?そっちに行ったぞ!

うん?ゲッ!トリケラトプスが突っ込んで来てるし!

「そのはぐれ竜絶対に逃がすな!そのガタイで街に突っ込んで来られたら大変な事になる!何が何でも停めろ!」

街のすぐ側にこんな物がのうのうと生きてる事に疑問を持て!

"フ〜ンブモォ〜"

"ウォォォォ〜こんにゃろ〜"

今更斧を振るっても間に合わないと見た虎二郎は突っ込んで来る兜竜の角を掴みそのままぶん投げた。

"ブモォ〜 ズシ〜ン"

十中八九まぐれだが、とにもかくにも虎二郎は兜竜を転ばず事に成功した。

「でかした倅!麻酔槍もってこい!上手くいけば草食竜牧場に高く売れるぞ急げ!皆で押さえろ!」

「ササッ風間さん麻酔槍ですよ。」

「すいませんね、遠山さん。コラッ虎二郎お前も遠山さん位気を利かして先に動け!」

アホかこのダメオヤジは兜竜投げるだけで精一杯だっての!これ以上何を求める積もりだ!

「虎二郎君凄いね幾ら遺伝子操作してるとは云え素手で投げる奴は中々いないよ。叔父さんびっくりだよ。」

コレだろコレがまともな人間の反応だろ。

「ウス、ありがとうございます。」


あぁ皆は楽しいハンター高校生活、

コッチは現場で殺伐ハンター暮らし、

兄ちゃん貴方は正しかった。






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