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共犯者  作者: 皐月 誘
10/11

9,嘘つきな私。正直なあなた。

更新が遅くなってすいません。

今回で回想編は終了です。

舞台は卒業式!

最後まで読んで行って下さい。

例えばあの頃に戻れるなら…

私達は今度こそ後悔したい道を選べますか?

愛を貫き通せるのか?

それとも…

道徳を守り抜けるのか?

私はまだ中途半端なまま…。


9,嘘つきな私。正直なあなた。


3月14日―卒業式―

楽しかった事。辛かった事。

笑った事。泣いた事。

恋をして…失恋した事。

いっぱい詰まった3年間。


あれから、一樹と綾は学年公認カップルに戻り、

私は…元通りとは行かなくても、たくさんの友達が戻ってきた。

私と一樹は挨拶する程度で…それだけで充分だった。

ただの片想いで、ただの失恋。

別に今回が初めてなわけじゃない。


「舞子…。」

誰もいない教室で、窓から校庭で別れを惜しむ友達達を眺めていた。

「一樹…何してるの?」

嘘。本当は一樹は来てくれるって信じなてた。

「舞子の事…探してた。」

本当に私はズルい。

一樹のそんな言葉がとても嬉しい。


「綾とは高校一緒なんだよね。2人とも頭いいなんて羨ましいよ。」

「あぁ…。」

「で…何しに来たの?」

本当にズルい。

知ってるくせに…。

待ってたのに…。

「今日、ホワイトディだろ?俺…舞子からチョコ貰ったから。」

「あんなの義理なのに…。わざわざ律義だね。」

つい笑ってしまう。

「でも、俺が何かしたいんだ。何が欲しい?」

一樹。

心の中でそう即答する。

諦めが悪すぎて、つい笑ってしまう。

「第2ボタン。」

笑顔で答える。

本当は大きな賭けのつもり。

少し…震えている。


「ごめん…これは…」

「知ってるよ。綾にあげるんでしょ?」

笑顔で答える。

目の前は真っ暗。

頬には…伝う涙。

今、一樹の目に私はどういうふうに写っているのかな?


突然、唇にあたたかいものが触れた。

「ごめんな。」

キス…された。

遅れて気づく。

一樹はそれだけ言って、教室から出て行った。

取り残された私は…共犯者に裏切られたような惨めな気分で、誰も居ない教室で一人泣いた。

今日で全て終わったんだって…泣いていたんだ。



それが私達の過去の全てだ。

「あの時…卒業式の時、舞子は第2ボタンが欲しいって言っただろ。」

私が何も喋れないでいると、一樹は続けた。

「あの時…正直言うと怖かったんだ。それまでも何回も舞子を泣かせて来たのに、これから俺に守れるのかって。でも今なら…ハッキリ言える。もう舞子を悲しませたり…泣かせたりしない。俺が舞子の事守りたい。」

「何言ってるか、わかってるの?勝手な事言わないで!」

「わがまま言ってるのはわかってるんだ…。これ、第2ボタンの代わりのつもりで用意してきたんだ。」

そう言って、一樹は鞄から小さな箱を取り出した。

聞かなくてもそれが何か、すぐにわかる。

指輪だ…。


私は…何を選べばいいんだろう…?

読んで頂いて、ありがとうございます。

次回が最終回の予定です!!

ただ…私自身、何を選んで終わりにしたらいいのか悩んでいます。

舞子はどうするべきなのか、アドバイスやご意見ご感想をお待ちしています!ありがとうございました。

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