プロローグ
私が彼を裏切らない限り、私達は共犯者。
だから唱える【好き】と言う合言葉。
彼が私を裏切らない限り、私達は共犯者。
だから信じる【好き】と言う暗示。
じゃあ…裏切者はどっち?
共犯者
学校から帰ってると、机の上には珍しく私宛のハガキが一枚。
【江本 舞子様】
思わず名前を確認したのは、そのハガキが大学生の私には少し早い結婚式の招待状だったから。
「あっ、一樹と綾ついに結婚するんだ。」
高井一樹。
小学校1年のクラスが一緒だったのが出会いで、中学校も同じだった。
カッコイイわけではないが、スポーツ万能で勉強も常にクラスで一番。そんな彼に私は小学校の1年生から4年間ずっと片想いだった。
藤野綾。小学校の5年生の時に転入してきて、すぐに仲良くなった。彼女は誰が見ても美少女と呼ばれる部類で、両親ともに教師のせいか勉強も良くできた。
そんな彼女が転入3ヶ月で一樹と付き合い出したと聞いたとき、すでに他に好きな人がいた私は驚きはしたものの、それほどショックはなかった。
ただ…
【やっぱり、舞子とはもう一度会って話したい。ごめん。】
胸が高鳴った。
女の子の字の様にキレイだが、それは間違いなく一樹の字だ。
「なんで一樹が謝るのよ」
そのメッセージは私のウソを、平然を装う私を、見破っていた。
ただ、涙が溢れた。
後書きです。
初めまして誘と申します。ここまでお付き合い頂きありがとうございます♪なるべく早く次のお話も書きたいと思ってますので、次回もよろしくお願いします。




