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第9話「王女/同情」

アン「どこ行く〜?」


ルンルン気分の姉さんの後を僕とアリスとシエンがついて行く。


シエン「カフェ寄ろ〜よ」


アン「いいね〜」


アリス「同意します。」


全員が同意し、近くのカフェに寄った。


そこはモダンな雰囲気を漂わせる落ち着きの在るカフェだった。


店員「いらっしゃいませー!何名様ですか?」


アン「4人です。」


姉さんが人数を伝えると店員さんが顔色を変えて話した。


店員「アン様!ごゆっくりどうぞ!」


アン「えぇ、ありがとうございます。」


そうして窓際の4人席に案内された。


店員「ご注文は何に致します?」


アン「私はアイスコーヒー、ブラックで。」


シエン「ボクはチーズケーキとホットミルク!」


アリス「私はホットカフェオレで」


アズマ「僕もホットカフェオレでお願いします。」


店員「かしこまりました。」


注文を聞いた店員さんは奥に引いて行った。


シエン「それにしてもここ凄いオシャレだね〜」


アン「アタシの行きつけのカフェだからね。」


そうこう話していると、店内から怒声が上がってきた。


チンピラ「もう1回言ってみろ!!」


?「ですから、五月蝿いって言っているのですよ。」


チンピラ「んだとぉ?!!」


どうやら僕と同年代くらいの女子がチンピラに絡まれているようだ。


アン「ちょっとあんた達?」


チンピラ「あぁ?んだてめぇ!」


アン「その子、私の連れだけど文句あるの?」


「あと、五月蝿いのよあんた達。」


チンピラ「んだと、てめぇ...!」


止めに入った姉さんにチンピラが掴みかかろうとする。


アン「シャペル!」


姉さんがシャペルの名を呼ぶと姉さんの影から黒い犬が数匹出て、チンピラを取り押さえる。


チンピラ「何だこのクソ犬!?」


アン「私の│使い(ファミリア)の『シャペル』よ。」


「それで?大人しく出て行くか私にボコされたいかどっちがいい?」


姉さんの静かな笑顔│(笑ってない)にチンピラが怯む。


チンピラ「な...何なんだよてめぇ!」


そんなチンピラに姉さんが名乗る。


アン「三強(トレス・フォルダレス)が一角、アン・ノーティ・アンギペルですが?」


チンピラ「ノ...ノーティ?!」


アン「さ、今なら許してあげるから早く出てって。」


そう言うと同時にシャペルが姉さんの横に立つ。


チンピラ「ちくしょう...覚えてやがれ!」


捨て台詞を吐きながら、チンピラは店を出る。


アン「久しぶりだね♪シャルちゃん。」


そう絡まれていた女子に声を掛ける。


シャルベリア「久しぶりですね、アンちゃん。非番なのに良かったのですか?」


アン「い〜のい〜の。アズ達に紹介したかったし」


そう言って僕達の方に振り返り、声を掛ける。


アン「アズ達〜こっちこっち〜!」


呼ばれた僕達は姉さん達の席に移動する。


―――――


シャルベリア「初めまして、わたくしは『シャルベリア・レイナ・セントリクス』ですわ。」


アリス「せ...セントリクス王女様?!!」


シエン「そ〜だね〜」


アリス「な...何故あなたはその態度で居られるの...?」


畏まるアリスと対照的にシエンはいつもの態度をしている。


シエン「だってほとんど幼馴染だも〜ん」


シャルベリア「えぇ。シエンとは家族ぐるみでの付き合いですわ。」


アズマ「へぇー、そうだったんだ。」


アン「それと、シャルは皆と同じアイヘディズの蛇寮(セラピエンテ・ドルビドーリオ)の2年生だよ」


シエン「あれ、そうだっけ?」


シャルベリア「あら?昔はあんなに『お姉ちゃん♡』って言って抱き着いて来たのにね。」


シエン「ちょっ、その話はしない約束じゃん!」


シャルベリア王女の突然の暴露にシエンは慌てる。


シャルベリア「そんな約束した覚えはありませんわ。」


クスクスと袖の裏で笑う。


シエン「それを言ったら、シャルねぇも昔は一緒にお風呂入ろうとしたり、一緒に寝ようとベッドに潜り込んできたりしたじゃん!」


シャルベリア「し...シエン!その話は...」


シエン「約束した覚えは無いんでしょ?」


笑われたシエンはシャルベリア王女の予想外の反抗をし、シャルベリア王女を煽る。


アズマ「懐かしいね!姉さんも――」


「むぐくぅ?!」


僕も話に入ろうとすると、姉さんが口を塞いで止めてきた。


アン「アズぅ?その話は外でしちゃダメだよ?」


アズマ「ん...はーい」


そんな軽い売り言葉に買い言葉をしているとアリスがボソッと呟いた。


アリス「いいなぁ...」


その言葉に全員が話を止めた。


アリス「...あ!な、何でもありません!」


そう言うアリスに姉さんは優しく抱き寄せた。


アン「誰かに頼ってもいいんだよ」


「ジョンディックもアリスちゃんを思ってあの態度だろうから。」


そう絆されたアリスは静かに泣いていた。


ルディア「お待たせしました〜、ってどういう状況?」


アズマ「ルディア!どうしてここに?」


注文した物を持ってきた店員さんはルディアだった。


ルディア「ぼく、ここで働かせて貰ってるからね。」


アズマ「そうなんだ。あ!折角だからルディアも一緒に買い物行く?」


ルディア「午後からなら行けるよ。」


シエン「じゃあ、12時半に噴水で集合ね〜」




名前:ルディア・べイベラス

家族:母 父 兄 妹 弟 弟

種族:獣人(ビスター)

属性:日 火 水

能力:集い至るは獬仁と成りて/レウニア・テネラプエスト

ランク:A



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