体の中のGPS

30xx年、人類は突如現れた異星生命体「warman（ウォーマン）」によって地球を支配された。人類は奴隷化され、首元にGPSを埋め込まれた状態で地下労働を強いられている。地上はドローンとAIによる監視が張り巡らされた完全統制社会――。

そんな世界で、主人公「俺」はある日、地下牢に収監される。だが、そこで出会った狂気の技術者ライズとの出会いが、運命を大きく変える。ライズが残した知識と装置をもとに、主人公はGPSの信号を偽装し、"存在しない人間"として地上へ脱出を果たす。

地上で出会った仲間たちと共に、warmanの物流網への潜入、情報操作、そして地下の人類解放作戦が始まる――。

自由を奪われた世界で、「一人の存在しない人間」が反逆の狼煙をあげる。
それは、“支配された地球”に走る、最初のバグだった。