わたし、盗作しました。
先日、三服文学賞という賞に応募して、かすりさえしなかったソウ マチです☆
一等賞を狙ってストーカーの勢いで主催する和多屋別荘や選考委員様方のことを調べ上げ、建物の構造図や嬉野の地形図とにらみ合いをしつつ、旅館の内装や価格帯からターゲットとしている年代(おそらく40~60代の富裕層)にぶっ刺さるお話を書きました。だって一等賞になりたかったから! それにしても、やることが大人すぎるやろう……。賞欲しさに調べ上げるなんて、やるコトがエグいわ……。
一等賞は「作家活動に専心するため和多屋別荘に無料で一年間滞在」できる権利です! 高級旅館に一年間滞在! 素晴らしすぎる! でもお部屋代は無料としても、食事代は必要かしら? 日々の生活費を稼ぐために、旅館で仲居さんのバイトはさせてもらえるかしら? でもお掃除やベッドメイキングのお仕事のほうがいいかしら? 近くにバイトできるお店はあるかしら? あぁ! 一等賞を頂いたらどうしよう!? 一年間も留守にするなら今のアパートは解約したほうがいいかしら? それともお部屋はキープしておいて、時々誰かに部屋の掃除をお願いしようかしら? どうしましょう!?
そこまで悩んだのに落選。ww 一等賞どころか、かすりもしませんでした!ww 真剣に悩んだアレは何だったんだ!?(← ただのバカ)
かすりもしなかった私が、勝手に賞の傾向を分析します。入選確率が上がるのは……、
・若手(おそらく20~30代前半)。
・創作活動で何らかの実績がある。しかもデカイ賞ではなく、マイナーな賞を受賞している。すでに大成している方ではなく「これから伸びます!」みたいな方が望まれていると思う(たぶん)。
そして最後に「嬉野へ移住する準備はできています!!」というアピールが大事かと(たぶん)。受賞した後で「やっぱり一年間も嬉野に滞在できません」と断られるのは、主催者側からすれば一番避けたい事態だと思います。できれば独り身で気軽にお引越しできる方が望まれると思います(たぶん)。勝手な憶測ですけれど、このアピールで入賞確率は3割くらい上がるんじゃないかなぁ……。
落選してクヨクヨしていたら、なろう仲間の三屋城衣智子さんも落選したとエッセイに書いていらした。私が言うのも何ですけれど、三屋城さんには日々の生活があるからお引越しはムリだと思う。たとえ素晴らしい文章を書いていても、その辺の事情で落選になったんじゃないかなぁ? もし三屋城さんが一等賞になったら、どうするつもりだったんだろう??
三屋城さんにお尋ねしてみると「私は引っ越しできないので、代理でソウさんに引っ越してもらおうと思っていました♪」ですと!! わたし、危うくお引越しさせられるところでしたよ!! 危なかった!! 三屋城さんのナナメ上な発想に恐れおののいた一件でございました!!
そんなこんなで他の賞も落選しつつ「やっぱ入選は難しいよなぁ!」そう思いながら新しいお話を書いています。そんなワタシにご褒美が……!!
拙書の二巻を読んでくださったマイヨさん(なろう活動歴4ヶ月で書籍化という稀有なお方☆ うらやましすぎる!!)からご感想をいただきました!
(以下引用)
姫様ですよねっ!?弐巻、読み終わりました。
壱巻もそうでしたが、残りページが少なくなってきても、まだハチャメチャのままだから、「これ、ちゃんとこの本で終わるの⁉」と心配になりますが、ちゃんと最後には何やかんや着地するのは見事也です。
りり姫と清姫は相変わらずお転婆有能で可愛いですが、弐巻では〇〇が自分に刺さりましたね。
〇〇可愛すぎでは?
これ、読んだ少年少女の性癖形成に影響を与えるのでは?と思いました。
(引用終わり)
マイヨさんは〇〇の部分にちゃんと名前を書いてくださったのですけれど、まだお読みでない方に「マイヨさんに刺さったのは誰だろう~?」とお楽しみいただくため、あえて〇〇にしました♪
マイヨさん、ありがとうございます♪
そうでございますか。少年少女の性癖形成に影響を与えますか…………。
ニヤア……( ̄▽ ̄)。
マイヨさん、最高の誉め言葉をありがとうございます♪(← 変態)
それってめっちゃ嬉しいです♪(← 変態)
大事な人格形成において多少なりとも爪跡が残せる!(← 変態)
いつかその子たちが拙書みたいな世界を実現してくれるかも♪(← 妄想)
くふふふふ♪ 楽しみです♪(← ど変態)
さらにさらに! なろう仲間の幻邏さんからイラストをいただきました! エッセイにちょこちょこ出てくる「ナナメ上の神様」のイラストでございます! 今までアイツのビジュアルはさっぱりわかりませんでしたけれど、幻邏さんのイラストで全貌が解明されました! すっげぇ!とぼけた顔しています!ww そして後光を表現している光輪(仏像とかが後ろにしょってる光を表現した物)に、ナナメ上の矢印が付いてるんですよ!wwwww めっちゃ嬉しいし、めっちゃ爆笑した!!wwwwww
皆さまに見ていただきたいのですけれど、お見せする方法がわからん!! みてみんをアレコレすればいいのかなと思うのですけれど、そういうのはニガテなのでわからん!! めっちゃとぼけた顔でかわいいです♪♪♪ 幻邏さん、ありがとうございます!!!!!!!! 大事にします!!!!!
三屋城さんに一等賞の商品をもらいそうになって、マイヨさんに誉めていただいて、幻邏さんにイラストを描いてもらって、その他たくさんの愛を授けていただいているのに私、盗作しました……!!
気付いた時は、全身から血の気が引きました!!
お話は先ほどの三服文学賞に戻ります。この賞に応募したお話の題名は「月が綺麗ですね」です。これ、なろう仲間のたんばりんさんがまったく同じ題名でエッセイをお書きになっています! そして私は賞に応募する前に、たんばりんさんの「月が綺麗ですね」を読んでいます! 完全に盗作です! 私、パクりました!!!!!!!!!!!
ほんとに真っ青になりました! 一番やったらアカンことです!! 絶対にやったらアカン!! バレるとかバレない以前の問題!! お話を紡ぐ者として絶対に犯してはならない事をやってしまった!!
ブルブル震える手でたんばりんさんの「月が綺麗ですね」を読みました。そして「ウワアアアアアアア!!!」奇声をあげました。だって…………、
内容がかぶってなかった!! 良かった!! 内容はパクってなかった!! 内容がかぶっていたら、どうしようかと思った!! うわぁ! セーフ!! 助かった!!
そうは言っても「月が綺麗ですね」という題名は100%かぶっています。まったく同じ。それなのに私は安堵した。なぜか?? 題名がかぶっているだけでアウトではないのか??
勝手な言い訳になりますけれど、これはセーフです。丸かぶりだけど、セーフ。なぜかと言うと…………、
このセリフ、有名だからです。たんばりんさんも私も、同じお話から着想を得ているから。
この「月が綺麗ですね」というセリフは夏目漱石が「I love you」を日本語に訳したものだとされています。奥ゆかしい日本人が愛を告げるときに「愛している」なんて言わない。夏目漱石はそう考えて「月が綺麗ですね」と訳したというのが一般的な解釈です。
たんばりんさんのエッセイも、私の書いたお話も、どちらもこの逸話をもとに書いてあります。でも二つのお話の内容はぜんぜん違う。だから私は安堵したのです。もし無意識にたんばりんさんのお話をそのまま使っていたら、エライこっちゃでした!!
そうは言ってもたんばりんさんのエッセイを読んだ後に書いたのですから、無意識とはいえたんばりんさんのエッセイにヒントを得たのは事実です。それが怖いから、なろう仲間の作品はなるべく読まないようにしています。無意識にパクりそうで怖いから……!!
仲良くしたいけど、作品を読むのは怖い……。まるでハリネズミの抱擁みたいです。そばへ寄りたいのに、くっつくとイタイから近づけない……。思えば仲間といえどもライバルですからね……。そういう意味で考えると、私もなろう仲間もハリネズミなのかも……。
はっ!! この「ハリネズミの抱擁」という考え方も、誰かのアイデアかも!?
まさか私、パクってませんよねっっっ!? ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
だだだ、だいじょうぶですよねっっっ!?((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル