第3話
ウルフは目の前にある兵器を見ていた。
見た目は二足歩行のロボット、両肩にミサイルランチャー、両腕はガトリングガン、頭の部分はザクを思わせる一つ目の顔、そして、胸の部分には丸い形をした盾があった。アレがアンテナかと思ったその時、どこかからアナウンスが響いた。
「最後の場にようこそ。お仲間二人は、拷問部屋行きだ。君1人で倒せるかな?」
そんな挑発に私は。
「勝つさ。これからもこのゲームをするためにもな。」
そう答え、ロケットランチャーを構えた。
それと同時に、ロボットが動き出した、私を視認すると、ガトリングガンが掃射、私は走りながら回避し、コンテナの裏に隠れた。それを見たロボットは、ミサイルを発射。私は気付かれずに脱出。爆風で上手く隠れながら横に移動、ロケットランチャーを構えて、胸に向かって発射。ロケットは飛び胸に命中。ロボットはたじろぐが、私は容赦なく撃ち込み続けた。2,3発命中した時、ロボットが私に顔を向けた。私は直ぐに走ってその場から離れた。
そして、ロボットが探しているところに、私はロケットランチャーを構えた。ロボットが私に気付いたと同時に発射。胸のアンテナが壊れ、ロボットは煙を上げ、暴走し、最後は動けなくなった。その時。
「おめでとうございます。見事、ゲームクリアです。」
そんなアナウンスが鳴り響いた。
私は、ガッツポーズをした。やり遂げたのだ。その時、目の前にフード男が現れ。
「おめでとう。約束通り、このゲームを無料ゲームとして配信しよう。」
その言葉を聞いた私は。
「ひとつ聞いて良いでしょうか?なぜこのゲームを世に出さなかったのですか?」
その質問に男は、笑って。
「ふっ、同じ事を聞くのだな。詳しいことは君の友人に聞くといい。では、さらばだ。」
それを最後に、私は現実に戻っていた。
それから、一ヶ月。
私は、博士から聞いた。人殺し体験、確かに、普通では決して体験できない。ゲームの中でしかできない体験だ。そう思っていた。
そして、あのゲームが無料配信された。ヘルメットの作り方も記載されて、今では、何十人かはこのゲームで楽しんでいる。私は、ネット通信で二人と話していた。
「このゲームをやって一ヶ月。あっという間だった。博士はどうだ?楽しんでいるか?」
「楽しんでいるに決まっているだろう。こんなゲームが無料でできるんだからな、不二子は?」
「私も楽しんでいるけど、ちょっと物足りないわね。やっぱりあの施設をもう一度再現してくれないかしら、あの拷問はすごかったわぁ。」
そんな会話して、私は。
「俺もあの施設は楽しかったし、かなりショートカットしたから物足りないと思ってな。あの人のアドレスを知っていたから、この間、あの施設をもう一度作ってくれませんかと頼んだら、作ってくれるらしい。俺たちだけ入れるように設定してくれたそうだ。今日にはアイテムボックスに鍵を入れてくれているはずだ。」
その言葉に不二子は。
「本当!?それじゃぁ、早速行きましょう。あの拷問を味わいに!!」
趣旨が違うと二人は思った。
通信を切り、ヘルメットを装着。いざ、楽しき世界へ!!
かなり無理くりで終わらせました。
人殺し体験を書きたかったので書いたのですが。創作意欲がわかず、短編として終わらせました。