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To create on CAMPUS  作者: 紫晶 朔実
9/19

はじめまして こんにちは

 (体育祭は割愛 まず人数が足りない)

吹雪丸「なにあの人数差は……」

 この学校で一科一クラスしか存在しないのは同じだったが、35人ほどのチームを7人で対抗するのは結構な無理があった。結果的に、非運動系たちの緩い祭りのようなものだったのだが。女装して応援する男子たちや、たまにいる運動系の大活躍に騒ぐ女子たち...まだ五月だと言うのに、熱中症が出たりもしていた。

吹雪丸「(そういえば、入退場門すごかったなぁ……)」

 ここの体育祭は毎年「装飾テーマ」というものがあるらしく、特に絵画科、家具科が前日までに装飾をつくってくるのだ。今年は「寿司」だったらしく、各科の順位を示す大きな掲示板は回転寿司の絵が描かれ、そこには豪華なネタの一位のお皿から、最下位はシャリだけになる張り物もあった。無論、創造科はシャリだけだった。

 入退場門には小さな寿司の屋台が並んでおり、各科のイメージカラーで彩られ、その科を象徴する道具たちが寿司の代わりに並べられていた。これが全てそこそこの強度もあり、生徒たちの手作りだと言うのだ。

 ちなみに、ここのイメージカラーは青だった。まだ新設されたばかりなのもあって、製作物には苦労の跡が見てとれた。


 体育祭が終わり、一息つけた一同は朝のHRで京極先生から最悪の言葉を聞くことになる。

京極「次は中間テストですね皆さん」

 教室は分かりやすいほどに、大きな岩が落ちてきたかのような思い空気に一瞬で変装した。

京極「その前にレポート提出が一点、その他課題提出もあって...」

イト「(やっべ...完全に忘れてた...まぁちょっと遅れても)」

京極「ちなみに、提出がなかった場合放課後に居残りで提出が終わるまで行いますからね。プリントは余りを持ってますし」

YOU「(ダメなやつですね!)」

 ちなみにだが、この中で忘れていなかった生徒は2人居るかどうか......。理事長ちょっと心配ですね。

黒「(完全に忘れてた...提出期限いつだったっけ...)」

京極「レポートは明日の朝、科務室の箱の中に、8時半までに提出ですからね。いつもみたいにギリギリで登校してくると、間に合いませんよ」

 基本的な世界構造について、のレポートが規定30枚以上という課題である。この時点で何人かが徹夜確定しただろう。

イェン「うげぇ......やっば...」

京極「普通教科の授業中に隠れて書くのはダメですからね。ちゃんとテストに向けて授業に集中するように」


ネモ「なんでレポート提出と中間テストが同時にくるんだ......」

 付け加えると、吹雪丸とia、白記に関してはそれほどダメージを受けていない様子だった。つまりそういうことだ。

 そんな沈んだ朝の教室に訪問者が。

「C科1年ってここで良いのかい?」

 緑髪に丸眼鏡をかけた爽やかな青年が、にっこりと笑顔を浮かべて扉の前にたっていた。

??「先生来ると思ってたんだけど何処にも居なくって...とりあえず荷物置こうと思って」

 思い返してみれば、一番後ろの席が一つ空いている。いままでの座席で積めて座っていたためである。

ia「ど、どちらさまですか...?」

 すると寝ぼけ眼だった雨宮がガタッと立ち上がる。

雨宮「あーー!!!転入生の写真の奴!!」

ほむら「え、あ、どうも」

隠岐「どうも~隠岐です~」

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